今回は、藤堂高虎がメインキャラとなっている「忠節の章」をプレイしました。
忠節を尽くす、功を立てる、それらに強いこだわりを持っていた高虎。
にもかかわらず、かなり主君運がなかった感じだったのだなぁ。
何度も主君を変えたことで有名な戦国武将のようだけど、
転々とするからこそ、「次の主こそは!」という強い想いも持っていたのでしょう。
とはいえ、「織田には降らぬ!」と言っておきながら、信長の甥の家臣になっちゃうとは……。
その後、秀吉の弟に仕えることになるというのにも、ちょっと驚いてしまった。

両者共に、最初の主君である浅井長政の仇の親族なんだもんなぁ。
一体、忠節とはなんぞや? と思わなくもない。
もう前の主君のことは忘れて、現在の主に誠意を持って仕えるというスタンスだったのかも。
まあ、その方が武将としては正しい姿勢のような気もするけどね。
そんな中で、本作の高虎は、浅井長政の元妻であるお市に対しても強いこだわりがあった模様。
何度主君が変わろうとも、彼女に対する想いは変わらずだったみたいですな。

想いと言っても変な想いではなく、母としてお市を慕っていたとのこと。
ゲーム上ではよく分らないんだけど、親子ほどの年齢差があったということなんだろうか?
ネットで調べてみたら、お市1547年生まれ、高虎1556年生まれということで、
9歳ほどの違いだったらしい。そのくらいの差で母として慕われるのもあれですな……。
そして、お市の遺言として「己の生き方に誇を持て」という言葉を貰った高虎。
そこから“生きる”ということにも強いこだわりを持つに至る。
前作・戦国4でも、やけに戦から生還することに信念を持っていたかと思えば、
こういったエピソードが隠されていたわけか、なるほどね。
というわけで、「関ヶ原の戦い」にて友である大谷吉継を撃破してエンディング。

なんだか今回のシナリオは、主人公である高虎の前から
主君、母、友がどんどんいなくなってしまう流れになっているので、ちょっと切ないですな。
結局、最後は一人ぼっちなのかよと、吉継の墓標を見つつ感慨に耽ってしまう。
あと、ちょっとばかし「無限城」をやってみました。

適当にエディット武将を作ってプレイしてみたけれど、やっぱり単調だなぁ。
なんだかんだで前作「流浪演舞」の方が楽しかったような気がする。
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