今のところ、普通に日常が流れているだけだけど、なんだかんだで面白い。登場人物が皆個性派揃いということもあり、その一挙手一投足が興味深いですな。
主人公なんかも、当初ストイックで冷静沈着キャラというイメージを持っていたわけだけど、それに加えて割とユーモアのあるセリフ回しをするので、「生理的に合わん!」みたいな感じにならなくて本当に良かった、うん。
文章が主人公の一人称で進む作品で、キャラクター性が自分に合わないとかになったら最悪だからなぁ……(「オカルティックナイン」なんかは、どうにも合いませんでした)
あと、本作は細かいエピソードの連作みたいなシナリオ構成になっているので、ぐだぐたせずテンポよく進むというのもなかなか良いんじゃなかろうか。
そんな中、榊さんが天音に関して、重要な情報をカミングアウト。

榊さん曰く、そもそも天音は根暗でもあるらしいし、やっぱり表面に映っている物だけでは彼女のことを語ることは出来ないということか、う~む。
天音の過剰気味なスキンシップも、心が病んでいることが原因だったりするのかなぁ?
まあ、天音自身も「過去の事故のトラウマで、誰かと手を繋いでいないと不安」と冗談交じりで言っていたけれど、あれはもしや冗談ではなく本当だった可能性。
非常に気さくで家庭的な性格も無理して作り上げているのだと考えたら、ちょっと何とも言えない気分になってくるものだ……。
続いて、商店街にて主人公が男3人に絡まれる事案発生!

学園の制服を目印に絡まれたようで、彼の仕事(バイト)の怨恨ではないとしたら一体誰が仕組んだことなんだ!? と疑問に思わずにはいられない。
現状、この学園自体がほんとに謎ということもあり、想像するには情報が少なすぎるのが難点。まあ、しばらくはモヤモヤしておくほかないか。
(しかし、主人公が「市ヶ谷」云々とか言っていたし、もしや彼は自衛隊関係者なのかな?)
それから、天音がマキナに関して、サラッと意味深なことを発言。

↑ サラッと「病院」というワードが出てきたので、あまりに自然すぎて主人公さんも全くそこに反応しなかったのが何とも言えない(すでに知っていたわけじゃないよね?)
マキナはずっと病院暮らしだったということ? 彼女曰く「母親に嫌われていた」とも言っていたと思うし、何か色々と関連してたりするのかもしれない。
あと、文字情報を「絵」と認識して丸ごと記憶する能力を持っているマキナ(昔流行った記憶術を彷彿)、この辺の情報も何かの伏線になっていくのでしょう、おそらく。
▼Vita「グリザイアの果実」感想(1)、冒頭から色々と謎だらけで翻弄されまくり(キャラは皆個性的で好印象)