グリザイア01 話の流れから、みちるに別人格のことについて聞いてみると、「やっぱり“彼女”か……」と何か知っている口ぶり。記憶が飛ぶというだけじゃなく、存在として認識はしているわけか。

自分よりも世の中を上手く立ち回る別人格、じゃあ「あたしの存在の意味は?」と、そういう風に考えてしまうのも否めない。どんどんメンタルが弱っていくなど、非常に辛いものだ。

そんな折に、追い討ちのごとく飼い猫(?)のニャンメルが交通事故に合い亡くなってしまう。なんでまた、このタイミングで……。悪い事ってほんと重なるものだね、いやはや。。

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「もしあたしがあたしじゃなかったら、ニャンメルは死なずに済んだの? もう一人の、あの子だったら幸せな日々が続いていたの?」
「誰かと仲良くなったり、笑ったりしても、結局最後にはお別れしかないんだ」

↑ どんどん自分を追い込んでしまう、みちる。なかなか自分の考えに囚われている人間に正論を吐いたところで、心に言葉は届かないだろうから非常にやるせない。


そして、なんやかんやあり「あたしがここにいてもいい理由が欲しい」らしく一線を越える。
グリザイア02 ここでようやく彼女の過去について色々と語られることになったわけだけど、なかなかの重さであった。家庭教師による体罰やら、親友が目の前で「じ○つ」するなど。

そもそも、みちる自身も子供の頃から自分の存在価値を見失っていて、死のうとしていたわけだし、それに加えて重い心臓病まで患っていたとか、ほんと辛いとしか言いようがない。


主人公が「オマエは過去に生きているわけじゃない。今を生きているんだ。だから過去に囚われるな」とは言うものの、それが出来ていたら今の状況にはなってないしなぁ、う~む。

かくいう主人公自身もおそらく過去に囚われてる人間の1人だと思われるので、プレイヤーから見るとどうにも説得力がないのが玉に瑕かもしれない。


で、体を別人格に明け渡し、自分は出てこなくなってしまったみちる。
グリザイア03 主人公は、「『生きろ』とか、簡単に言うつもりはない。アイツの本心が知りたいんだ」ということで、まさかの「催眠療法」を使い心の奥に逃げ込んだみちるを引きずり出すことに。

なんでこんなことが出来ちゃうの!? と一瞬思ったものの、まあ戦争とかでPTSDになった者を治療するのに使われてたりするのだろうね、おそらくは。

主人公がバイトでどこまでことをやっているのやら全く分からないけど、結構危険なことはやってそうなので、催眠のことを知っていてもおかしくない……のかも?


(しかし、本作の世界観では、現状の日本は戦争をしているのか? 傭兵稼業みたいなものが当たり前の社会なのか? その辺が否が応でも気になってしまう)


それから、改めて自分自身&別人格と向き合うみちる
グリザイア04 なんだかんだで、クラスメイトの皆も彼女を本当の意味で必要としており、掛け替えのない存在だと認識していることも分かったし、自分が間違っていたのだとようやく理解するに至る。

当初みちるが言っていた「誰かと仲良くなったり、笑ったりしても、結局最後にはお別れしかないんだ」というのは、究極的にはそうなんだけど、そうならないように、そうなっても悔いが残らないように自分が努力するしかないんだよね、結局のところ。

↑ この点に気付けたみちる、ついに一皮むけたという感じだろうか。


「……逃げない。現実から、この世界から逃げないようにする」
よく帰ってきたな。ここがお前の生きる世界だ

一連のラストの流れは、なかなかウルッとくる展開でありました。みちるにとってはショック療法的な感じではあったけど、皆が彼女を信じて待っていたというのが本当に素晴らしい。


というわけで、みちるルート・クリア! 次は誰にしようか結構悩む。






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