最後のシナリオである「月暈のビヴロスト」をクリアしました。
正直、オカリンのシナリオ(2回目)で終了だと思っていたんだけど、まだ1つ残っていた模様。
やっぱり、ミスターブラウンのシナリオをやっておいて、
綯(なえ)視点のシナリオを用意していないわけがないよね、普通に考えたら。
ユーザー目線で見たとしても綯ファンの方が圧倒的に多いだろうし、言わずもがなですわ。
それにしても、ラウンダー襲撃事件から2年後の物語で、
なおかつ、オカリンとダルがSERN(セルン)の拉致から逃げ出してきた後のシナリオだとは驚いた。
まさか、幽閉されてから1年半程度で逃げ出せちゃうとか、思いのほか早かったんだなぁ。
まあ、鈴羽の誕生とか色々あるから、物語的にもあまり長くは幽閉させておけなかったのだろうね。
で、今回のシナリオは、2年ぶりにアキバに戻ってきたダルと綯が再会するところから始まる。

正直、この再会は綯がダークサイドに堕ちるきかっけになるのでは? なんて思いつつ
ドキドキしながら読み進めていたんだけど、全くそういった流れにはならなかったようです。
綯のシナリオで、おまけにミスターブラウンが自殺している世界線だから、
上記のようなことも当然ながら期待していたものの、ちょっと残念だったかもしれない。
でも、この世界線では、綯は“あの夏の事件”の詳細について全く知らないようなので、
オカリンや萌郁に対する恨みを抱く事にはならないのかもなぁ、そんな気がしないこともないや。
おまけに、なにやらフェイリスをはじめとする大人達に守られて生きているようだし、
よっぽどのことがない限りダークサイドに堕ちることはないことでしょう、たぶん。

本編では、綯が事の顛末を目撃してしまってたりするもんねぇ。
そのまま行方不明になったようだし、恨みを糧にして成長していったのも理解できるところです。
あと、ちょっと気になったのが、ダルがDメールを送った後でも、
綯がダルと過ごした日々を覚えているということ。世界線は変わらなかったということなの?

まさか綯がリーディングシュタイナーを発動したとも思えないし、どういうことなのか謎過ぎる。
Dメールが失敗していたとしたら、ダル自身がこの世界線に残っているだろうになぁ。
それと、ダルが送ったDメールの文面というのも非常に気になるし、続編とか期待したいものだ。
もしかしたら、僕が知らないだけでドラマCDや小説やらで描かれている可能性はあるけれど。

ま、そんなこんなで、「STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム」をクリアしました。
結構良いシナリオが多くて、かなり満足度は高かったんじゃなかろうかと。
個人的には「比翼連理のだーりん」よりも、こちらの方が良かったように思う。
だーりんの方も悪くはないんだけど、比較的ダレてくるシナリオも多かった印象なんだよね。
本作は全体的にシリアス調ということもあって、冒頭から緊張感が漂うことも多いから、
たぶんほとんどダレることなく堪能できると思います。うん、面白かった。
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▼Vita「STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム」プレイ感想(10)、日常の謎+SFミステリという感じでなかなか面白い!(オカリンのシナリオ)
▼Vita「STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム」プレイ感想(9)、“2つの感情”に対し葛藤する萌郁、最後には仮想よりも現実を選択