虚像(メディア)の砦
★2009年4月15日の記事を再掲

本書は、日本のTV局、それも民放キー局からNHKまでが、この10年くらいの間に犯してきた過ちと悪行の数々を生々しく再現している。

民放とNHKとの報道の駆け引きなど、ほんと目を見張るものがあるね。現場はまさに戦争状態。戦略というものがキーになってくる。

どうも、伝えるべきニュースを正しく放送しようという気持ちよりも、もはや他社をいかに出し抜くかがメディアの基本理念になってるんじゃないか? と訝しく思わざるを得ない。でも民間企業だからそうなっちゃうんだろうなぁ……いったい誰のための報道なんだ?

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相剋の森
★2009年4月13日の記事を再掲

同じ著者の作品「邂逅の森」に出てくる登場人物の子孫なども登場している。本書の方が先に書かれたみたいだけど、マタギの文化を知る上では「邂逅の森」を先に読んだ方が解り易いと思う。もちろん本書だけ読んでもなんら問題はないけど。

本書は「邂逅の森」と違って、主人公がマタギのことを深く知らない立場の人間ということもあり、読者と同じような視点なので結構入り込み易いかもしれない。自然保護や動物愛護がテーマになっているので、非常に現代的な話題だし興味を持つ人も多いんじゃないかと思う。そういう意味では裾野の広い作品になっている。

21世紀のマタギ。やはりマタギという狩猟集団の思想というのは、今も昔も変わらない。残雪の山を駆け巡り、互いの知恵比べをしながら渡り合い、命をかけて仕留めてこその熊狩りなのだ。


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ワイルド・ソウル
★2009年4月8日の記事を再掲

ブラジル移民というものは以前から知っていたけど、それがアマゾンにまで入植していっていたことは本書で初めて知った。それが国家ぐるみの詐欺行為に等しかったということも含めて。

日本人入植者は、ブラジル政府から半強制的に未開の土地に移住させられ、現地語など解らないにも関わらず赤子同然の身で放り出されていたらしい。おまけにパスポートの没収なども行われていたとのこと。

日本の領事館に手紙で訴えるなどしても無視されるなど、悲惨極まりない状況におかれていた。土地を開拓してもスコールですぐに台無しになるし、病気が蔓延しても当然ちゃんとした治療なんておこなえない。まさに生き地獄としか形容できない。沢山の人間が無様に死んでしまっていた。

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秋期限定栗きんとん事件
★2009年4月6日の記事を再掲

う~む、ずいぶんテイストが変わってしまったような気がする。前作の夏期の時もちょっと変わったなぁと感じたけど、秋期では完全に今までのシリーズとは別物という感じだね、こりゃあ。

正直、春期のような他愛のない、ほのぼのミステリーが読みたかったんですが……。春期の「おいしいココアの作り方」とか、小市民らしくて良かったのに。

なんだかスケールが今までより広がったことによって、残念なことになっているようにしか思えないんだけどなぁ。スケールが広がっても物語の深みは今まで通りのレベルなんで、無駄に長いと感じてしまった(長いといっても上下巻で500ページくらいだけど)

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