ジャコ・パストリアスの肖像
★2008年12月10日の記事を再掲

初めて彼の演奏を聴いた時、ほんとに衝撃を受けた。え? これってベースなの? っていうくらい。普通ベースというと、バンドの大黒柱的存在で、自己主張せずどっしり構えてるものだとそれまで思っていた。

だけども彼は、そんなステレオタイプなものとは全然違っている。ベースがバンドサウンドの中でメイン楽器としてやっていけるというのを、彼の登場を持って教えてくれたというわけだ。

彼が登場してなかったら、今現在のベースサウンドは全く異なっていたと言っても過言ではない。そのくらい大きな存在。

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風の帰る場所
★2008年12月9日の記事を再掲

これを読めば、宮崎駿のバックグラウンドを垣間見ることができる。子供向けの楽しい映画を作っている好々爺だと思ってたけど、それは仮の姿だったんだね。かなりの思想をお持ちのようで……。

まあ、その思想傾向がどうであれ、自分の中に芯となる太いものが一本あるのとないとじゃ大違いだとは思う。ましてや表現者ともなると、何を発信していきたいか見失わないためにも必要だろう。

彼の作品の中では「紅の豚」や「もののけ姫」に、そういった思想めいたものが色濃く出ているんじゃないだろうか。ソ連やユーゴの崩壊しかり、日本中世への歴史観しかり。

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高学歴男性におくる弱腰矯正読本
★2008年12月9日の記事を再掲

これは表題からイメージすると、自己啓発本の類かと思ってしまうけど別物です。

フェミニズムが女性を解放したように、男性も解放されるべきであるという趣旨のもと書かれていて、男性は「変性意識」というものを高めていって、解放されようというもの。この「変性意識」というものがすごく興味深い。

「非日常で狂気に近い状態の意識」のことをそう呼ぶらしく、その具体的な事例が沢山書かれていて、解りやすかった。それはたぶん誰もが感じたことがある感覚で、それを理論的に説明されてあるのが素晴らしい。

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症例A
★2008年12月9日の記事を再掲

“精神医療”と“博物館の真贋をめぐる謎”とが交互に語られていく物語。テーマが専門的なので、多少説明臭いところが多いけど、退屈に感じることもない。読んでいくうちに引き込まれていき、先が気になってしょうがなかった。

統合失調症(分裂症)、境界例、解離性同一障害(多重人格)を扱っていることもあり、かなり既視感を感じながら読んだけど、なかなか面白かった。ただ、ラストが消化不良気味、おしいなぁ。

精神分析や心理学などに興味がある人が読んだら、適度に知的好奇心を満たしてくれて良いかもしれない。それくらい、普通に真面目な作品。一応ミステリー仕立てにはなってはいるけど、特別そういった要素が必要だったとも思えなかった。

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