ネット検索をしていてたまたま読んだ記事なんだけど、正直このニュースには驚いてしまった。

亀山郁夫さんが初の小説執筆という時点で十分興味深いというのに、
まさかその小説の題材となっているものがドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」とはね。

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「新カラマーゾフの兄弟」執筆 亀山郁夫さん、初の小説

ロシア文学者で名古屋外国語大学長の亀山郁夫さん(65)が、初の小説「新カラマーゾフの兄弟」を執筆している。ドストエフスキーの代表作「カラマーゾフの兄弟」に基づいた大作で、第1部が7日発売の「文藝」(河出書房新社)に掲載される。

亀山さんの「新カラマーゾフ」は、1995年の日本を舞台とする「黒木家の兄弟」と、ドストエフスキーを意識してきた自身の半生を投影した「Kの手記」の、二つの小説を交互につなぐ形で進む。


まあ、亀山さんのドストエフキー・オタクっぷりは十分理解しているけれど、
初の小説執筆で「カラマーゾフの兄弟」を書いちゃうだなんて、凄いとしかいいようがない。

かの村上春樹なんかも、「カラマーゾフの兄弟」に影響を受けているようで、
“将来的には”そういった作品を書いてみたい公言していたりもしている。

村上さんですらそんな感じなのに、亀山さんはいきなり目的地に直行しようとしているらしい。
でも、何十年といった歳月を掛けて研究してきた自負があるこそ書けるということなのでしょう。


ちなみに、亀山さんは7年くらい前に「『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する」という
書籍を出版してたりもしています。僕も読んだけれど、ほとんど内容は覚えていない……。

『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する (光文社新書)


これを執筆しただけでは満足いかなったということなんだろうか?
もっとちゃんと最初から最後まで小説形式になったものを書きたかったということなのかも。

とはいえ、上の記事によれば舞台は日本になっているみたいだし、やはり続編というわけではなく、
「“”カラマーゾフの兄弟」ということで別物と考えるべきのが正解なのかもなぁ。


それにしても、日本が舞台となっている「カラマーゾフの兄弟」と聞くと、
去年フジテレビで放送されていた市原隼人主演のドラマを想起させられてしまう。


確かこのドラマのクレジットには、亀山郁夫という名前も書かれていたと思うので、
あのドラマは亀山訳の「カラ兄」を下敷きに創作されたのだろうね。
(個人的には、新潮文庫の原卓也訳の方が好きです)

そういったところを、当然ながら亀山さんも知っているのだろうから、
もしかしたら日本を舞台にするというアイディアはドラマから拝借したのかもしれない、なんとなく。


なにはともあれ、どういった作品に仕上がるのか楽しみに待っていようと思う。

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