★2008年12月11日の記事を再掲
Amazonの商品説明では、全日本人必読と書かれてるけど、確かにこういった自分達の国の周りで起こっていることを知るのって、大事なことだと思う。
無関心ではダメなんだ。知識としてこういった歴史を知ろうとすると言うよりも、様々な視点を養っていこうというスタンスで読めばいいんじゃないかなぁ。難しく考えずに楽しめばいい。
著者の池上彰氏の解説は非常に解りやすい。テレビで彼の存在をずいぶん前から知っていたので、最初から安心して読めた。あーこれはこれこれこういう事だったのね、と色々発見の多い本だと思うよ。
これから様々な国の方と出会う機会も、年々増えてくるかも? しれないし、そういった方の国のバックグラウンドを知ってるのと知ってないとでは大違いだろう。
最近では、アフガンなどの問題に関連して、スンニ派やシーア派などという言葉をテレビなどで聞くことも多かったと思うけど、それってどういう一派なのかテレビでは全く詳しく教えてくれない。そういうことを知るのにも役立ったので、読んでよかった。
アフガン社会が知りたかったら、「君のためなら千回でも」という小説もオススメ。


現代史を学ぶ機会があまり無かった人は、今からでも読むべし! 遅すぎるってことはないので。そうすれば、国際ニュースも否が応でも気になってくる。良い相乗効果が生まれるんじゃなかろうか。
ただ、池上さんの著書だからといって、彼の言うことを只そのまま鵜呑みにするのでは芸がないから、そこはやはり自分の思想信条というものも養うというスタンスで読むべきだとは思います。それは本書以外の書籍やニュースなどでも然り、言わずもがな。
最近の報道はテレビ局の偏向っぷりが酷かったりするので、コメンテーターの言葉の受け売りは止めて、自分の心を信じるべきなんじゃなかろうか。
この頃、日本の報道は自由度が低いなんて言われたりもするけれど、それってテレビ局側が自ら報道しない自由やら、偏向する自由を行使している結果な気がしてならないね。あーやだやだ。
そもそも、いつからこんな感じになっていたのだろう? 元々テレビ黎明期からこんな感じだったのか?? その辺が気になってしまう。今やネットの時代だからこそ、テレビ報道の酷さが一般人には分かるようになったわけだけど、ネットがなかったらと考えたら空恐ろしいものだわ……。
なんで平気な顔して事実を歪曲出来るのかなぁ、しかも日本にとってデメリットになるようなことまで。その辺の神経が本当に理解できない今のテレビ業界。
まあ、日本のニュースを歪曲することでメリットがある国籍の方々が報道の内部に入り込んでいる、又はスポンサーになっているということなのでしょう、嫌な世の中になったものだ、ほんと。
そうだったのか! 現代史 (そうだったのか! シリーズ) (集英社文庫)
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池上 彰
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▼まさか過ぎるリンカーン「そうだったのか!アメリカ」(池上彰)