★2008年12月25日の記事を再掲

アウトサイダー・アート (光文社新書)常識はいらない。知識もいらない。これが、ホンモノの芸術だ!

確かにそうなんだろうな。既成概念に全くと言っていいほど完全にとらわれていないモノこそ、ホンモノの芸術と言えるのかもしれない。

本書に登場する方々は、別にアーティストになりたいとか、良いものを作りたいとかいう欲望を持ってして作品を創作していたわけじゃないだろうからね。体の中から湧き出る衝動から創作していたのでしょう。

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言葉は悪いけど、究極の自己満足。アーティストは本来社会の歯車とは違うものだから、作品は自己満足なモノに陥りがちだけど、多少は鑑賞者を意識して作っている人も多いはず。

でも、本書の彼らは違う。一般のアーティスト達とは全くスタンスが違うからこそ、特異なモノを創作できたんだ。

孤立無援、一代限り、戦術なしの「アーティスト」たち。どんな人たちかと言うと、

・33年間、石を拾い、たった一人で《理想宮》を造り上げた郵便配達人。
・死後発見された500点の絵。30年以上、誰にも見せずに絵を描き続けた女性。
・「あなたはいつの日か画家になるだろう」という声を聞いた炭坑労働者。
・全盲の作家が作った、数々の《エッフェル塔》
・全45巻、2万5千ページに及ぶ、壮大な《自叙伝》 などなど。


本書にはカラーページがあって、どんな作品か見ることができるけど、それがたった8ページというのが残念。モノクロページでは色々と載っていたりするけど、もっとカラーを増やしていただきたかったなぁ。

まあ、この本はアウトサイダー・アートの入門書なので、もっと興味が湧いた人は専門書を手にしたらいいのだろうけど。

アウトサイダー・アートで有名な方と言えば、ヘンリー・ダーガーだろうね。今年映画にもなったので知ってる人も多いはず。それがすでにDVD化されているみたいなので、見てみたいなぁ~。


ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で
ジョン・M. マグレガー
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