★2009年1月7日の記事を再掲

文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)各所で評判がよろしいようなので読んでみた。

普段何気なく生活してるけど、よく考えてみると今ある生活環境がどうやって成り立ってきたのか? どうして国によって格差ができてしまっているのか? などを解りやすく提唱してくれている。確かに面白い。

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本書がどういった内容のものかというと、以下の通り。


・1万3000年前、それぞれの大陸では何が起こっていたのか
・なぜインカ帝国のほうがスペインを征服できなかったのか
・農耕はいつ、どこで、どのようにして始まったのか
・シマウマはなぜ家畜にならなかったのか
・大陸が広がっている方向によって、そこに暮らす人々の運命は決まった
・家畜がもたらす病原菌が歴史を動かした
・文字を発明した人々とそれを借りてきた人々
・技術革新はどのようにして生まれるのか
・政治と宗教は手に手をとりあって
・中国はいかにして中国になったのか
・オーストラリア、ニューギニア、ポリネシアの人々
・なぜアメリカ先住民のほうがヨーロッパを征服できなかったのか
・アフリカはいかにして黒人の大陸となったのか



解説が詳しく丁寧すぎて、時々論旨を忘れそうになるきらいがあるけど、それだけ濃い内容ということ。へぇ~そうなんだ、と思いながら夢中になって読めた。時折語られる著者自身の、ニューギニアなどの地元人との話が興味深く面白い。


それぞれの大陸の地形によっても政治体系などが変わってきたらしく、それにより技術・経済・社会面に大きく影響し、生活形態の違いや食料の集約生産の方法の違い出てきてしまい、大きな格差が生まれたらしい。

やはり環境がなにより重要だったのだろうね。ユーラシア大陸では家畜化できた大型動物が13種もいたというのも大きい。それにより、疫病に対して免疫もできてきたわけだし、それがその後の歴史の流れを決定的に変えてしまっている。


ヨーロッパ人が他の大陸を征服できた直接の要因は、


・銃器・鉄製の武器
・騎馬などにもとづく軍事技術
・ユーラシアの風土病・伝染病に対する免疫
・ヨーロッパの航海技術
・ヨーロッパ国家の集権的な政治機構
・文字を持っていた


ということらしい。

[ナショナル ジオグラフィックDVD BOX] 銃・病原菌・鉄(DVD3巻セット)人類史の大部分を占めるのは、「持てるもの(Haves)」と「持たざるもの(Have-nots)」とのあいだで繰り広げられた衝突の数々だったわけだ。
不平等な争いの歴史だと言える。

本書を元に映像化(DVD)もされているらしい。ダイジェスト的なものらしくあまり評価は良くないみただけど、観てみたい気がする。





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