★2009年2月25日の記事を再掲

人間失格 (角川文庫)ほんとは新潮社版を買ったんだけど、画像が無かったので集英社版の小畑健作画ヴァージョンの画像を載せてます。このカバーに変わってからかなり売れたみたいだね、特に中高生に。

それでもって主人公の葉蔵に共感したという人達もいっぱいいるとのこと。その辺は正直解せない。今回初めてこの超有名作品を読んでみたけど、ちょっぴり腹立たしく感じた。

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自分の中に葉蔵と同じような部分を感じるというのは多少理解できるところだけれど、だからといって彼に共感を持つことはないなぁ。彼は生まれた時から裕福な家庭に育ち、容姿端麗ということもあり女にモテて、それでもって得意の道化で世渡りに長けている。

自分のことを人間失格だと判定し、廃人のようになってしまった時なんかも、長兄から家と女中をあてがわれていたりもする。こういった人間にどう共感しろっていうんだろう? 相当恵まれてると思うんだけど。時代背景なんかを考えても有り得ないほど恵まれている。


彼の全ての苦悩は、自分のわがままからきているように思えてしょうがない。「自分を生まれた時からの日陰者のような気がしている」とか言っていたりもするけど、バカなことを言うなよ!って感じ。

君はただの鈍感なんだよ! むしろ持てる者(恵まれている)だからこそ、周りのことを全く理解することができないんだ


でもそこで投げやりにならずに、道化になることを選んだところは素直にスゴイとは思うけどね。ある種の努力家とも言える。だけど、なぜ苦労してまでお道化て、人を欺き続ける必要があったのか理解はできないけれど。


あと、解説には以下のように書いてあった。

人々の魂に直接訴えかけ、思想や人生観を変革してしまうおそるべき影響力、伝染力を持っている。


いやいやいやいや、本書を読んで人生観を変えてしまわないよう、くれぐれも気をつけてください。あんまり感情移入して読まずに、客観的観点でもって読んだほうが良いような…。







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