★2009年5月28日の記事を再掲

難解な本を読む技術 (光文社新書)論文などを読む技術があるように、難解本にも読む技術というものがあるんだぁと思い手に取ってみた。本書はなんというか、読むコツを教えてくれるというよりは、どのようにして精読すべきかが繰り返し語られるという感じだね。

まず自分が選書したものが、どういったタイプの本に分類されるか把握することから初めると良いらしい。そのタイプとは……

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・「開いている本」=読者が自己決定することを要求するタイプ
・「閉じている本」=著者が自らの結論を持ち、その結論に向けて着々と論を構築するタイプ
・「登山型」=最初のページから地道に概念を理解していくことが必要なタイプ
・「ハイキング型」=様々な新しい概念が次々と述べられていくタイプ


これらの中からどれに当てはまるか(複合されている場合もある)、目星をつけながら読む。それから通読する際に、難度のシーケンスパターンとも呼べる全体の見取り図を作りながら、大まかでいいのでそれらを把握しながら読むことが重要らしい。それらを終えてから、詳細に読んでいくという流れを推奨されている。


詳細読みをする際には、


章ごとに通読して、折り返して同じ章を二度目読みをする
数ページごとに「自分の理解の度合い」を判定し、理解が不十分である場合には、またその部分に戻って読み返す


という風にするのが、おすすめらしい。うん、結構普通です。


それでも理解できない、つまらないと感じてしまった時はいったんその本を閉じて、他の入門書や参考書、ネット検索などをして、外堀を埋めていく作業するべきとも語られている。う~む、これもなんか普通な感じだなぁ。。


結論を言ってしまえば、難解本は普通の人にとっては努力なしでは読めない、精読しなさいってことなんだろうね。なんだ、やっぱりそうなんだ…。このコツさえ知ってれば、劇的に読みやすくなるなんてものはやっぱり無いよねw 了解しました…。

あと、本書の後ろの方には「代表的難解本リスト」というものがあって、有名どころの解説なんかも収録されている。まあとりあえず、僕はその解説を読みながら「論理哲学論考」あたりでも再チャレンジしてみます。







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