★2009年7月20日の記事を再掲

アメリカの鱒釣り (新潮文庫)結論から言うと、僕には何が何やらよく解らなかった。難解とかそういうのではなく、文章の意味は通じるんだけど何を意図して語られているのかが解らなかった。なんとなく面白い気がするんだけど、何が面白いのかも解らない。ものすごいです、このモヤモヤ感は。

西瓜糖の日々」以上に理解不能でした。なんだか完全に独自のワールドが広がっている感じ。これが初の小説作品だっていうんだから、凄すぎる。イマジネーション豊かな方だったんだね、ブローティガンさんて。

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本書の主人公は、とあるおばあさん事を“鱒のいる小川”と間違えたりするし、そのあばあさんは「人違いだよ」と言ったりで、ハァ?と思ってしまった。シュールすぎるだろw


この「アメリカの鱒釣り」という言葉。これは何かの比喩として語られているんだろうか? 本書に登場する人物の中にも、この「アメリカの鱒釣り」とはどういう意味でしょうかと言っていたりする者もいるので、やはりメタファーなんだろうなと予想するんだけど。アメリカ人の中では、何かしらの意味を持つ言葉なのかなぁ。

解説を読むと、本書を意味づけしなくていいと書かれている。まずは一行一行の奇想ぶり、変化に富んだ語り口の面白さ、その背後に見える憂鬱などに耽溺すべきとのこと。なるほど、そうなのかぁ。ようするに翻弄されながら読んでいいわけね。まあ、今の僕にはそうするほか無いんだけど…。


まあ何と言いますか、とにかくユーモラスだった。「古き良きアメリカ」というものも堪能できると思う。たぶん、こういった小説って、自分自身が年齢を経るごとに色んなものが読み取れるんだろうなぁ。何ともフシギな掌編集でした。

あ、そういえば、本書を読んでると何か既視感のようなものをこの文章から覚えたんだけど、一体何なんだったんだろう? この辺もちょっと読んでて居心地の悪さを感じた理由なのかもなぁ。







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