★2009年9月16日の記事を再掲
う~む、中国に渡ってからのドタバタ劇もスゴイことになってるね。今読むと「ありえねー」とか思うことが結構あったりw だけど、懐かしさの方が勝っちゃうので面白く読めます。4巻で第三部へ突入ということもあり、だいぶ絵の方も上手くなってきている感じ。
よくよく考えたらサザンアイズもいわゆるバトルものなんだよね。昔はカテゴリー分けとかして読んだりしてなかったから、そんな風に考えたことなかったけど。
連載当時だと少年漫画の世界では、結構バトルものの有名作品が連載されてた時期なんじゃないかなぁ。ドラゴンボールはもちろんのこと、ジョジョの奇妙な冒険、幽遊白書とか……あとはなんだろう?
そんな中でよく埋もれず長期間連載できたものだ。それだけでも素晴らしいと思う。そう考えると、なんで文庫版じゃなく完全版を出さないんだ? って思っちゃうんだけど。一応青年漫画のカテゴリーだから出ないんだろうか? まあ、しょうがないです。
それにしても、綾小路ぱいとホウアシヲ(化蛇)の関係のことを完全に忘れちゃってたので、まんまと「え!」と思わされてしまった。大どんでん返しだもんなぁアソコは。
その後、綾小路葉子が普通に生活に戻るところがなんかよく解らなかった、どうゆうこと? あれは三只眼が上手いこと細工したってことなのかな?
あと、シヴァって“雷電の破壊神”らしいね。日本でいうところの大黒様とのことです、なるほど。
★2009年10月12日の記事を再掲

まあ香港やチベットばかりだとネタが尽きちゃうだろうからねぇ。いわば、八雲やパイをレベルアップさせるために設けた助走期間といった感じかな、5、6巻の内容は。
ワンエピソードごとに、なぜか敵の中にちょっと良いやつがいたりして、そいつが助けてくれて難を逃れるみたいなパターンと、最後に三只眼が覚醒して難を逃れるというパターンが結構定着してきているような気がする。まあまだ八雲が弱いからなぁ、今回でやっと獣魔術が4つになったのでだいぶ戦えるようになってきたけど。
それから、5巻にてハーンが初登場してます。それにしても、あまりにも唐突な登場の仕方をしているし。お腹を空かせて行き倒れてたりとか……昔は特に違和感は覚えなかったけど、今読むと無理やりすぎて苦笑いしてしまう。
このキャラも初めは八雲に獣魔術を覚えさせるという切っ掛け作りのためだけに登場させたんだろうけど(←そう思ったことが、ちょうど巻末のインタビューでも言及されてました)、これがメインキャラになっていっちゃうんだもんなぁ。
著者自身が使いやすかったから残したのもあるだろうけど、やっぱり読者人気ってのもあったんだろうね。僕はそこまで好きじゃないけど。
6巻は三只眼の精神世界に入って、ちょうど鬼眼王が登場したところで終了。この辺の話は昔好きだったので結構続きが気になってしまう。ガネーシャが絵的に好きです。
なんというか、やっぱり本書を読んでるとどうしてもヒンドゥー教に興味が湧いてくるよね、サンスクリット語とかも。その手の本を読みたい衝動にかられてしまって困る。まあ、本書が完結した頃にでも読んでみようかな。