ストロベリーナイト」(誉田哲也
★2009年10月26日の記事を再掲

のっけからぶっ飛んでるなぁ、たぶんここで読むのを止めたくなる人もいるだろうね。あまりにもタイトルとは対称的な光景、グ□いです(読み続けていると、これがタイトルとドンズバだったと気付く)

まあ普通なミステリーだなという感じなんだけど、警察が主人公ということもあって何か特殊能力があるわけじゃないから、真相究明にはどうしても“勘が頼り”ということになってくる。しかも勘を働かせたのは序盤だけで、あとは情報屋を使って事件解決っていうのはちょっといただけなかったなぁ。

情報屋はもちろん外部の人間なので、どうやって情報を取ってくるかという細かいところは明かされなかったしね(パソコンを使ってということしか解らない…) 

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正直、結局のところ主人公は何をしてたんだ?って思ってしまった。主人公の忌まわしい過去とか、そんなのどうだって良いのに。あまりにも唐突で、あまりにベタすぎたし。キャラに深みを持たそうとバックボーンを作ったんだろうけど、逆効果なんでは?


キャラと言えば、井岡という人物。口調とかノリとかも全く合わなかったなぁ。読者を笑わそうという意図は分かるんだけど、ちょっと狙いすぎだと思う。

それから、勝俣という人物。あまりに女性蔑視しぎて、男の僕が読んでも結構不快な感じがした。女性主人公ということもあり、その辺りを乗り越えさせたい、強い女性を描きたい、ということでこういうキャラを出してきたのだろうというのは想像に難くない。

でも、オマエはどんだけエライいねん! って言いたくなるような感じなんだよね。とにかくムカツクことこの上ない。ほんと途中で読みたくなくなるくらい腹が立つキャラでした。


あと、警察が出てくる小説を読むといつも思うんだけど、会議などで捜査報告をするシーン、ここがほんと読んでてしんどい。事実関係だけをひたすら語られても面白くないよ…。まあ捜査報告は本来面白くないものなんだろうけど、本書はそれらのシーンが多かったような気がする。いわゆる警察小説ってこんな感じなの?


正直、なんでこんな本が平積みになってたりするんだろうとか思ったんだけど、本書の解説はまさかの“書店員さん”だったりするし。沢山色んな本を読んでいるであろう書店員さんが、なんで本書を推すのかがよく分からなかったなぁ。全く共感できねぇ…。そもそもなんで書店員さんが解説を書いてるのか、その経緯も不明だわ。


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誉田 哲也
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