サザンアイズ)19
★2010年5月20日の記事を再掲

3×3EYES(19) (講談社漫画文庫)いよいよクライマックスという感じになって参りました。東京が聖地化してきているし、非常に混沌としている。「聖地化」って言葉面は良いけれど、この物語の世界観においてそれは廃墟とほぼ同義なんだよね。

かなり加速度的に東京を含めて世界が壊滅していくわけなんだけど、そこがなかなか緊迫感があって良かった。そんな中、ひょんなことから八雲の幼い頃の話なんかも語られる場面もあったりで、結構興味深かったなぁ。今までほとんどそういったものって語られてこなかったわけだし。

なんかその流れで、八雲とウーカイが良い仲になってみたり…。こんな状況で何やってんの、と思ったけど、まあ読者の緊張の糸を解くためには有りだったのかもしれない。それにしても、八雲はほんとモテモテだわ。

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それから、今回はアマラが結構活躍してるんだけど、ウシャスが亡くなったら「无」である彼も亡くなっちゃうんじゃないの? と、ちょっと疑問に思ってしまった。

もしかして、ウシャスのコピーであるラートリーが生きているから大丈夫ってことになってるんだろうか? まあ、そう解釈するしかないのかな。


あと、シヴァの破滅の術について。この術の目的は「人間の肉体に閉じ込められた“意志”を解放してひとつに集める。ひとつの“意志”に戻す」ということみたいらしい。これって今にして思ったけど、エヴァの「人類補完計画」にものすごく似てるね。たまたまなんだろうけど、連載当時はどう思われてたのか気になるなぁ。

まあエヴァ同様、クラークの「幼年期の終わり」から影響を受けているのかもしれないけれど。




★2010年6月18日の記事を再掲

3×3EYES(21) (講談社漫画文庫)リアルタイムで読んでいた頃ちょうどこの辺りで読むのを止めちゃったので、今回はかなり新鮮な感じで読み進めた。それにしても、それなりに鬱な展開になっていっているものだね。

世界が終末に陥ろうとしていることもあり、ほんと人間の醜さが如実に現れているという感じ。三只眼を殺せばそれで全てが良くなるだなんて、日本やアメリカ政府がほんとに考えそうなことだよな…。非常に胸くそ悪くなりましたとも、ええ。


世界のトップ達が皆そんな感じならば、「もうオマエら人間みんな滅亡してしまえよ!」ってついつい思ってしまうね。

彼らの醜態をこれほど見せ付けられたら、あぁもう終わってもしょうがないんじゃないの? と、ちょっと投げやりになってしまうのも否めないわ。それでも人間達のために命を懸けて頑張る三只眼や八雲たち。なんとも言えない気分になってくる。


綾小路もハーンのために寝返ってしまったけど、人化の法や破滅の術が完了してしまったらハーンも生きてはいられないと思うんだけどなぁ。それでも人間・ハーンのために頑張るという健気さ。これからは切ない展開がてんこ盛りということになってくるのだろうね。ベナレスの獣魔を扱う綾小路はなかなかカッコ良かったです。


話変わって、なんか全体的に絵柄が微妙に変化した気がするんだけど、気のせいだろうか? 20巻と比べても、ちょっと線が細かくなっているような…。

これまでラートリーと綾小路がほとんど見た目が一緒だったんだけど、そこもちゃんと描き分けられるようになっているし。ここへ来て進化しているようです。でも、扉絵のカーリーはちょっとリアル系な感じに描かれていて、初期の頃の絵柄にも似てなくもなかったり。


あぁ、ついに来月で終わりなのか。楽しみでもあり、残念でもある、というところだね。








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