★2010年6月23日の記事を再掲

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)村上春樹のエッセイ?を初めて読んでみた。どこに落ち着くということもなく、とりとめもなく、自然な語り口という感じもあまりしない、非常に独特な本、というのが読後の印象。

何というか、完全にアスリートの手記、アスリート目線で書かれているところに驚きを覚えるとともに、これは読者を選ぶんじゃないだろうかと、ちょっといぶかしんでしまうこと請け合い。

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僕自身、あまりマラソンやら走ること自体にあまり興味がない人間なので、ちょっと読むのがキツかったです。村上春樹の書籍として読んでなかったら、たぶん最後まで読んでなかったんじゃないかと。時折、「小説を書くこと」についても語られているからこそ読めたという感じかな。


村上春樹によれば、

走ることは、僕がこれまでの人生の中で後天的に身につけることになった数々の習慣の中では、おそらくもっとも有益であり、大事な意味を持つものであった。


と語っているように、走ることについて非常に真剣に向き合っていて、細かなことについても濃密に書かれているので、ランナーの方達にとっては(特にまだ素人の方にとっては)お手本になりうる本となることでしょう。


たぶんだけど、「1Q84」の登場人物「青豆」のモデルになったと思われる筋肉ストレッチのトレーナーさんも登場するし、ちょっとしたエピソードなんかはなかなか読み応えはあったように感じるね。

おまけ。村上さんが考える「小説家にとってもっとも重要な資質」とは、“文学的才能・集中力・持続力”らしい






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