藤子・F・不二雄大全集 大長編ドラえもん 1巻
★2010年10月20日の記事を再掲

ものすごく、ものすごーーく久々に漫画版ドラえもんを読んだんだけど、なんだかんだで面白い。

長編作品ということもあってか起承転結がはっきりしているし、ドラえもん達の見せ場もちゃんと作られており、結構ワクワク感があったように思う。特に「宇宙開拓史」「大魔境」はそれなりにページ分量があって結構読み応えがあるね。

(ちなみに本書には、「のび太の恐竜」「のび太の宇宙開拓史」「のび太の大魔境」の3作品が収録されております) 

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大長編と言えばジャイアンの活躍なんだけど、単に仲間を助けるシーンだけじゃなく心の葛藤のようなものまで描かれていて、なかなか考えさせられてしまった。子供の頃に観たり読んだりした時には全く意識していなかったのに、今読むと起こってしまったトラブルについてもちゃんと彼らなりに考えているんだなと、しみじみ。


ただ、やっぱり物語的に言って、「ご都合主義」な感じはどうしても否めない。そこはもう、思い出補正でカバーするしかないんじゃなかろうか。でも、「先取り約束機」に関しては、思い出補正だけではカバー仕切れない、あまりにご都合的な道具だったように感じてしまう。相対的に見ても、これだけは相当な万能感だもんなぁ……。

「過去にさかのぼってピンチに陥っている自分達を助ける」とか、これってタイムパラドックス的に大丈夫なのかい? ドラえもんの世界には「航時法」という法律があるんじゃなかったの?? と、どうしても思わざるを得なかったわけで……まあ、無視することにします。


それにしても、「のび太の恐竜」では、しずちゃんのシャワーシーンが2回、トップレスの水着姿が1回登場するんだけど、なぜこんなにも出してしまったんだろう? 「のび太の恐竜」って他の2作品に比べると結構短い話なのに、この話だけで3回って多過ぎでしょう。

確か「宇宙開拓史」では1回もそういうシーンは出てこなかった気がするんだけどなぁ。本作の対象年齢のことを考えると読者サービスってことはないと思うし、不思議すぎるぜまったく(作者の趣味ですね)


とまあ、そんな感じで、子供の頃とはまた違った読み方の出来る「ドラえもん」。いくらでも深読みできちゃうし(ただし、夢は壊れる可能性)、大人でも買いです。










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