読書会 山田正紀、恩田陸
★2010年10月29日の記事を再掲

うん、これはなかなか読み応えがあった。山田正紀と恩田陸、両者とも割と好きな作家さんなので、彼らが色んな作品をあーだこーだと語っているだけでなんか面白かったなぁ。

主に語られている作品は以下のとおり。


・半村良「石の血脈」「岬一郎の抵抗」 ・I・アシモフ「鋼鉄都市」「はだかの太陽」
・アーシュラ・K・ル・グィン「ゲド戦記」 ・沼正三「家畜人ヤプー」 ・恩田陸「常野物語」 
・山田正紀「神狩り」 ・S・キング「呪われた町」「ファイアスターター」 
・萩尾望都「バルバラ異界」 ・小松左京「果しなき流れの果に」


これら以外にその作家さんの著作についても語られています。


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僕自身この中では4作品しか読んでいないんだけど、本書はその作品の内容ばかり突っ込んで語っているんじゃなく小説作法的なことについても語られているので、全く退屈することなく読み進めることができたように思う。

というか、そもそもこの2人のやりとり自体が面白いんだよね。山田さんがボケ、恩田さんがツッコミみたいなノリで、彼らはこういうキャラをしてたのかぁという別の楽しみ方もできなくもない。


神狩り (ハヤカワ文庫JA)それから、彼ら二人自身の著作についてのところでは、それらをどのように執筆したかとかアイディア的なことも語られているので中々興味深かったなぁ。

山田さんが「神狩り」を執筆した時、ウィトゲンシュタインを全く理解していないにも関わらず小説内に取り入れていたという事実には正直驚いた。どうやらそういった難解な要素でも、理解せずとも不自然になることなく取り入れるのが上手いとのこと。いやぁ~素晴らしいです。




それにしても、こういったものを読むと自分自身も読書会っていうものを実際にやってみたいと感じてしまうものだね。地方に住んでると、なかなか内輪以外でそういった機会を見付けるのはなかなか難しいんだよな…。いつかやってみたい。


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宗教的な要素の裏側を攻めた物語って個人的にはツボ「神狩り2 リッパー」(山田正紀)







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