★2011年1月14日の記事を再掲
正月休みの間に読み切ろうと思ってたというのに結構時間が掛かってしまった。やっぱり27巻もあると、一気読みするにはちょっと疲れちゃうよね。なのでちょっとづつ読んでおりました。
ま、なんというか、間違いない、としか言いようがない、うん。しっかりと王道ファンタジーしてたし、ちょっとウルっとくる場面もあったし、重く考えさせられる部分もあったし、それらを和らげるようなコメディタッチな部分もある。
これ以上何を望む? というくらい色々な要素が詰め込まれてます。ほんとサービス精神が旺盛だった。
物語自体は命がテーマになっているということもあって、結構複雑だったように感じるね。命を語るのに自然の理だけじゃなく、戦争(内乱)まで引き合いに出されていたので、なんとも重かった…。
戦争時の心理っていうのは、「錬金術では命を作っちゃダメだよ、命は物ではないよ」どころの話ではないからねぇ。命を生み出す葛藤ではなく、失う葛藤もしくは奪う葛藤しかないわけだ。なんかしっかりと戦争漫画もこなされていたところに凄みを感じます。
それにしても、最後までハッピーエンドを描ききった、やりきった感がものすごかった。これでもかっていうくらいまとめてきたよね。エド&ウィンリィの子供とか、おまけのところのホーエンハイムとトリシャなど、ちょっと描き過ぎなんじゃない? と思っちゃうほどに後日談までしっかり描かれてたもんなぁ。
個人的にはホーエンハイムが亡くなったところで終わりにしても良かったんじゃないかと思ったけど、著者としてはまだまだ描き足りなかった感じだったのだろうね。著者の頭の中ではコミックで描かれた以上に、いまだ物語は続いているのだろうと想像に難くないです。いやぁ~面白かった。
関係ないけど、イズミ師匠って一体どのくらい強いんだろう? マスタングよりも強いんだろうか、ちょっと気になる。
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