★2011年1月30日の記事を再掲

3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)個人的に将棋のルールは全く知らないんだけど、前々から興味があったので読んでみた。

やっぱり著者が少女マンガを描いていた方ということもあって、少年漫画とは描き方が少し違う感じだというのが読んだ最初の印象。なんか色んなところに吹き出しというか文章が書かれているので、正直どういう順番で読んでいいのやら混乱してしまいました。

通常語りと心理描写とその2つに属さない決意表明的なものも同時に表現されている感じなんだろうか? とにかく文字の扱い方が独特に感じるね。以前、BSマンガ夜話で「少女マンガは読み方に工夫が必要だ」なんて話してたのを思い出しつつ、まあなんとか慣れでカバーしようと思い読み進めたわけで。

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ま、そんなこんなだけど、物語自体は結構面白かった(将棋の対局シーンはやはりよくわからなかったけど…) 絵の雰囲気からしてもっとほんわかした感じなのかと思いきや、第一話からしてちょっと重いたいものを醸し出していて中々ワクワク感があって良いね。

主人公と3姉妹の関係性もなんか読んでて楽しいし、それが段々と家族みたいになっていく様を描かれているところが非常に良かった。

これから皆のバックボーンが語られていくのだろうけど、それらを共有していくことでほんとの家族のようになっていくのでしょう。皆で不幸を乗り越えつつ、皆で幸せを温めつつ。


関係ないけど、あかりさんて何歳なんだろう?


★2011年1月31日の記事を再掲

3月のライオン 2 (ジェッツコミックス)2巻以降はちゃんと“勝負師の物語”という感じになってきているね。

自分の居場所は将棋だけ、それでいいのか? そんな風な葛藤などなど。なんか将棋のことを語っているんだけど、ほんと人生と置き換えて考えることが出来るところがすごい気がする、この漫画。それでいて青春している感じにも見えるんだよね。


ま、零は実際青春しているのと変わりないのだろうけど、対局する大人たちはそんな生易しいものではなく、文字通り人生が掛かっているんだもんな。一度乗った列車には途中下車なんてできないよ、という感じで鬼気迫るものを感じます。

零自身も将棋に人生を掛けてはいるんだけど、やっぱり大人たちと比べると……と考えてしまうので、なんとも複雑な気分になってしまう。


それでもって、3巻においては何やらプチ挫折のようなものを味わってしまったようで。やはり盤上のことがそのまま私生活にまで影響を与えてしまうものなのだね、プロ棋士というものは。そこまでなのか? と僕は素人なので一瞬思ってしまうんだけど、そういうのが当たり前なのだと理解しました。

なんかあれだね。言ってしまえば、生活のために将棋をしてるわけではなく、将棋のために生きている、という感じなのでしょう。まあ、小さい頃から大人たちに揉まれながら腕を鍛えてきたわけだし、もうそういう人生なんだろうね。


でも、そんなプロ棋士の中でも零はかなり恵まれている気はする。

「中にいるととろけるように暖かくて心地良いコタツのような家」を見返りなしで提供してくれる3姉妹。「誰かと一緒に頑張ればクリアできる問題って結構ある」と助言してくれる高校の先生。あと良きライバルなど、ほんと助けになってくれる人達が沢山いるもんなぁ。ほんと素晴らしいことだよね。まさに青春。


それにしても、「研究会に入れて下さい(入らない?)」のくだりは少しだけウルっときたわ。







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