★2011年10月30日の記事を再掲

エージェント6(シックス)〈上〉 (新潮文庫)シリーズ3部作の完結編。前2作の内容をだいぶ忘れてはいたけど、本書を読んでいるうちにだいたい思い出しながら読み進めることができた。

ニューヨーク編が第1作、アフガン編が第2作目の良いところを受け継いで描かれているようにも読めて、いかにも完結編という感じで良かったように思う。個人的にはニューヨーク編で描かれていた、共産主義国家の現実や米ソのプロパガンダ戦争など、その辺に流れている淀んだ空気や閉塞感、緊張感が非常に興味深く面白く感じた

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アフガン編も緊張感があって良かったんだけど、あまりにも前半と雰囲気が変わりすぎちゃって別作品のようで多少ポカーンとせざる得なかったわけで…。

ニューヨーク編の最後に起きた事件の真相や主人公レオの妻に起こった悲劇なんかも、アフガン編をずっと読んでいるうちに頭から薄れていってしまったのがちょっと残念な気がしてならなかった。


第1作のようにミステリーっぽく描かれるのかな? ワクワク、なんて思った束の間アフガン編突入だったので、いやぁ~何とも言えません。アフガン編も面白いことは面白いんだけど、アクションシーンが多いこともあって大味に見えてしまうのが玉に瑕。

「チャイルド44」より「グラーグ57」の方が好きっていう人には良かったのかもしれない。


あと、最後の地下室における真犯人?との対峙はなかなか息つく暇なしという感じで良かったね。「チャイルド44」のラストも確か地下室だったと思うし、その辺を髣髴とさせて悪くなかったと思う。

それしても、アメリカFBIがやってることだって監視社会そのものとしか言いようがないですな。まあ、たぶんどこの国でも一緒なのだろうけど。





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