★2012年1月26日の記事を再掲
今回はゴドーの家に戻ったところから始まったわけだけど、まさかいきなりグリフィスと対面するとはね。なかなかの緊張感。ガッツ対ゾッドというのもなかなかの迫力だった。そもそも剣と剣の戦い自体を久々に見たような気がする。
そんなこんなで、心機一転したと思ったら全く息つく暇なしという展開になっております。気がつけば世の中の方もミッドランドが陥落しクシャーンが大勢を占めるという風に、乱世の時代に逆戻りしたかのようになっているし、ちょっと前の“黄金時代編”のようになっていくのだろうか?
なんて思っていたら、魔女っ娘キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
本書はファンタジーだけど魔法は出てこないの?とずっと思っていただけに、ここでの登場はなかなかワクワクするところではあるね。魔法の武具とかエレメンタルとか、ずいぶんとファンタジーっぽくなってきたものだ。
それから、ガッツの旅の仲間も増えてずいぶんにぎやかになったことだし、ガッツの人間味といううのも戻ってきた感もある。これまでずっと緊張を強いられ(パックは例外)殺伐とした雰囲気もあったけれど、こういうのもアリですな。
それにしても、ゴッド・ハンドが「何者かの意志の執行者」ということは、やっぱりラスボス的な存在がいるってことなんだろうか? 気になる。
★2012年1月30日の記事を再掲

それにともなって、“蝕”でもないのにゴッド・ハンドが登場したりと驚きの展開。というか、完全にその存在を忘れてました…。
絶体絶命じゃんか! と思いきや髑髏の騎士に助けられたりして、なんかこのパターン非常に多いね。そろそろその正体を教えてもらいたいところです。王様が精霊か何かになった存在?
で、これからガッツが使徒達と渡り合うために必要ということで、『狂戦士の甲冑』なるものを手に入れたわけだけど、この甲冑の能力というものが「自らの命と引き換えに人体の限界を超える」というもの。
ありがちな感じだなぁとは思いつつ、ちょっとワクワク。微妙に暴走したEVAに似てないこともない。
それにしても、ファルネーゼがずいぶんと精神的に成長したものだ。自分よりも弱い存在(キャスカ)を守ることによって自分自身も強くなったらしく、過去の自分と決別までいかないまでも客観的に考えられるようになっているみたい。
ガッツも仲間というものを信頼して色々と役割を与えて任せてもいるし、彼も一緒に成長している感じだね。良いパーティだ。
関係ないけど、白髪の生えたガッツがブラック・ジャックに見えてしょうがない。
▼宗教的なものが絡んできて面白い「ベルセルク 16、17、18、19、20、21巻」(三浦建太郎)