★2012年9月20日の記事を再掲

夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集1997-2011 (文春文庫)なんとなく衝動買いしてみたんだけど、まあ普通に面白かったです。19あるインタビューのうち13までもが外国人の聞き手というところは何とも言えないけれど。

それにしても、村上春樹といえばメディア嫌いで有名とは言いつつも、結構饒舌に語っているものだね、(笑)もそれなりに出てきているし。日本のメディアが嫌いということなんだろうか? それでも日本人相手であろうがとめどなく喋っている印象でもある。割に喋ること自体は好きなのかもなと少し思ってしまった。

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とはいえ、そのメディア嫌いが影響してか、彼に初めてインタビューするという聞き手ばかりということもあって、質問内容が似通ってしまっており、村上さんの喋る内容が重複しているというシーンが多々散見されたのがちょっと残念だったように思う。「また同じようなことを喋ってるじゃん」と何度思ったことやら。

本書のあとがきの冒頭にも、インタビューの困った点のひとつとして「しょっちゅう同じ質問をされる」ことと本人も挙げており、村上さん自身もその辺は自覚してはいたのだなと感慨深かったわけで。

こういったインタビュアーの方達って他の人がしたインタビュー内容とか当然知っていると思うんだけど、なぜ同じ内容を繰り返すのだろうか、その質問をしないと話の流れが作りにくいってのもあるのかな? まあ何でもいいか。


あと、本書では村上さんの創作作法的なことも語られていて、割と惜しげもなく披露されているところが興味深かった。特に彼自身は“自分の文体が好き”だというところが印象的だったなぁ。だからこそプロット等をあらかじめ考えずに何となく書き始めて、それで作品を書き上げちゃうことが出来るのだねと感心してしまう。

だって、自分の文体が好きならば、あーだこーだとこねくり返しながらでも飽きずに書けちゃうだろうしなぁ。物語のテーマありきではなく、自分の文体を使って何が得られるかというスタンスのようなので、表現手法としてはこちらの方が気持ち的に楽そうな感じではある。計算ではなく感覚的なものが多いから真似は出来ないだろうけどね。


関係ないけど、村上さんてレディー・ガガも聴いてるとは驚いた。







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