バガボンド 34
★2012年10月26日の記事を再掲

2年数ヶ月ぶりのバガボンド。

久しぶりなんだけど、特別「待ってました!」という思いもなく、ただ坦々と読み進め堪能する、単にそれだけ。前巻までの内容はほとんど忘れていたものの、うろ覚えでも割と付いていけるレベルの物語の展開具合でありました。

武蔵サイドは、いまだ吉岡一門の残党から逃れる日々で、相も変わらず泥まみれになっている。一方、小次郎サイドは、豊前小倉の剣術指南役にふさわしいのか試されている最中、という塩梅。

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比較するのも馬鹿らしく思えてくるくらい対照的過ぎな生活をしている2人。天才よりも秀才の方が物語的に緊張感があるし、絵的にも躍動感があって面白かったように思う。

いつからか……人を斬りながら自分に剣を突き立てているような心地がして、武蔵は武蔵でなくなった。


という心情である現在の武蔵。身体もボロボロだったけど、メンタル的にも戦えない身体になってしまったようです。


でも、そこで沈んでばかりいないのが武蔵の良いところ(というか、かなり切り換えが早い方だと思う) 自分は土に戻った、何も持たないという“はじめの姿に戻った”んだと、自身を鼓舞して前に進むことに。

基本的には自己暗示の繰り返しでここまでやってきた感は否めないんだけど、そういう風に自分自身のコントロールというものをよく理解しているというところは、ほんとにスゴイなと思うね。やり方、コツをある程度掴んでいる。ある意味、自分のメンタルを上手いこと騙せているということなのだろうなぁ。


ま、そんなこんなで、ついに伊織が登場。武蔵との共同生活に突入した模様です。正直、想像以上にブサイクにデザインされてて何とも言えないんだけど、その野生児っぷりにはよく似合った容姿をしているとは思う。

この時代の子供って虫なんかも食べてたのかなぁ? まあ食べるものが無ければ何でも食べるしかないよね。でも、魚は獲れすぎだろと思ってしまった。


てなわけで、小次郎については結局まったく書かなかったけど、楓ちゃんがこれから物語的にどういう位置付けになっていくのか気になるところです。



バガボンド(34) (モーニング KC)
井上 雄彦
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