砂漠の狂王
★2012年12月1日の記事を再掲

前回、新たな“闇の子”の存在が示唆されて改めて旅が始まったわけだけども、なんだか今回は最初から一行の人数が多くてにぎやかな感じだね。さらに女スパイのリセルや、まさかのニーサ・元宦官長であるサディも仲間になったりと、かなりの大所帯になっている。

表紙のイラストにニーサ人らしき人物が描かれていたのは気づいていたけど、サディ本人だったとはなぁ。加えて言えば、今回の内容的に割と“サディ無双”という感じに読めなくもない。

というのも、サディはシルク顔負けの“案内人”としての役割を十分担っていて、彼がいなかったらストーリーが前に進んでいかないという展開が多いこと多いこと。とにかく口が上手い、そこがものすごく役に立っている。

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おまけに、同時に加入したリセルもドラスニアの密偵なわけだし、一行の中に似たような役割の人間が一気に増えちゃった感じは否めないですな。だけど、キャラの個性は違うので、それによってシルクの存在感が薄れるということはなかったけれど。でも、パワー系の仲間がもう一人くらい欲しいところだね。

そんなこんなで、彼らのおかけで旅がしやすくなったものの、ファンタジーの代名詞であるドラゴンと初対峙してみたり、暗殺集団に捕まってみたりとトラブルが尽きない感じです。


あと、終盤の船旅はなかなか緊張感があって面白かった。悪天候の上に敵から追跡され、なおかつ素人集団のような船乗り達というトリプルパンチ。こんなの大きなトラブルが起きないわけがないじゃんという状況、案の定起きてしまうわけだが…。

そんな反面、ダーニクが自身初の海釣りをして、今までにないくらいはしゃいでいたところが少し微笑ましい。いつも冷静沈着なイメージなだけに、子供の心も未だ持ち続けているというのも好感が持てるね。ポルガラに見初められるのもうなずけるところです。


それにしても、シルクって50歳近かったのだね。結構いっているとは思っていたけれど、具体的な数字を見せられるとちょっとショックだわ。




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