★2013年2月6日の記事を再掲
先日放映されていたものを録画していたので観てみた。
原作は単行本が出た時に読んだのでいまいち内容は覚えていないんだけど、正直そこまで面白くはなかったなぁという印象を持っている。なので、映像化作品もそれほど期待せずに観てみることに。

人が亡くなる映像的な怖さというよりも、周りの皆が恐怖する演技に観ているこちらが反応して怖く感じるという塩梅。特に石原さとみの演技がほんと怖さを伝染する感じではあった。妙に妖艶なオーラをまとっている感じだったし、なんだか惹きつけられもした気がする。
それに、映画の合間に彼女が出演している「フレアフレグランス」のCMが流れてたんだけど、なんかその可愛さとのギャップなんかも物凄かったなぁ。思わず早送りするのも忘れるくらいだったし。
それにしても、冒頭から一気にたくさん登場人物が出てきたにも関わらず、割とそれぞれが個性を出せていたところが何気に凄い。小説の場合だと、色々と描写しないことには人物の個性なんて出せないものなんだけど、映像だと一発で擦り込みがされる感じなので、これこそが映像の強みだよなと感心してしまう。
演技下手やなぁ~とか思う人もいたけれど、それもまた個性に見えて、なるほどこういう人物なのかと簡単に擦り込みが完了してしまうもんなぁ。やっぱり目から入ってくる情報って凄い、当たり前だけど。
そういえば、ラストは結構あっさりしていたものだね。原作だと地下道か何かを通って地上に出るなどして、女の子か誰かと一戦交えるみたいな展開ってなかったっけ? 記憶違いだろうか、まあいいけど。