★2013年5月20日の記事を再掲

おやすみプンプン(1) (ヤングサンデーコミックス)去年、情熱大陸に浅野いにおが出ていたのをたまたま観て、そこで紹介された『おやすみプンプン』にちょっと興味を持ってたんだけど、今更ながら今回読んでみることにしてみた。

結構予想以上にシュールな感じですな。プンプン達の周りから浮いているような描写はあらかじめ知っていたので、その部分にそこまでの驚きはないんだけど、いわゆるモブキャラが妙に突飛な感じなのが多かったりするからそちらに驚いてしまう。

そういったモブキャラに人間が持っている心の闇の部分を抱かせて、特に物語と関係ないところでサラッと描かれてたりするので、何とも気味の悪い感じがしてしまうものだわ。

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それらが夢見がちな主人公・プンプンとは対照的に見えて非常に効果的なんだよね。おまけにプンプンのおじさんは現実主義者という感じで、これもまた良いアクセントになっている気がする。


それから、結構鬱屈とした想いを抱いた人間ばかりで多少重く感じるものの、色々と考えさせれてそれはそれで面白い。登場するキャラ同士で相容れる考え方をしていることの方が少ないんだけど、それぞれの主張というものが結構納得がいくものも多いので独善的には見えないのも良いところかもしれない。

今のところ、プンプンとおじさんの恋愛問題でゴタゴタしている感じだけど、物語の雰囲気的にこれがすんなり上手くいくことはないのだろうなぁと、ちょっと悪い方に考えてしまいがちになっちゃうものだね。


★2013年5月21日の記事を再掲

おやすみプンプン 4 (ヤングサンデーコミックス)この4~6巻では、誰かに必要とされたい、優しい言葉をかけてもらいたい、たった一人でいいから完全に分かりあいたい、そういう欲求を持った女性が4人も出て来ちゃうもんだから、なかなか重たかったとしか言いようがない。

その4人というのは、愛子ちゃんとおかっぱの子と翠さんとプンプンママのことなんだけどね。普通に読み進めていた時には特に気付かなかったんだけど、6巻の蟹江さんの部分を読んで「あぁ、この子は割とまとなだな」と、そう思った瞬間に他の女性陣の共通項に気付いてしまったわけで…。


なんでこんなにも多く、あまり(家庭環境や精神的に)境遇の良くない女性を出してきたんだろうか、それも立て続けに。雄一おじさんの「君を傷つけたくないんだ」に対する翠さんの「自分が傷つきたくないだけなんでしょ!?」とかね、僕も全く同じ事を言われた経験があるだけに、ほんとに心が痛かったなぁ。

僕のケースの場合、相手は軽い鬱持ちで“孤独”というものを感じやすい方だったのもあって、ほんとこの漫画の登場人物のメンタルとダブる部分が多々あるもんだから、溜め息をつきながら読むほかなかったです。


主人公・プンプンの場合も、「欲望のまま生きちゃえばいいじゃん」「堕ちるところまで堕ちちゃえばいいじゃん」など、“神様”という名の自身の妄想の具現化に感化されて、割と自分の思うように生きているように見えるものの、後にものすごく自虐に走るなど情緒不安定さが半端ではない。

しかし、よくよく考えるとそれって雄一おじさんが20代の頃に思考していたことの追体験みたいになっていて、ほんと血は争えないなと思ったり思わなかったり色々ですな。そんな雄一おじさんは現在鬱病になっているらしいし、みんなのメンタルがほんとに大変なことになってる漫画だわ


それにしても、プンプンママの「ホントはプンプンが……大好きなのに……」は、ほんとに切な過ぎでした、ほんとにショックでした、悲しいよぉ……。







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