★2013年6月12日の記事を再掲

惡の華(8) (週刊少年マガジンコミックス)春日が常盤さんの彼氏と初対面するところから始まる第8巻。

まあ今時のリアルを謳歌している高校生という感じの彼氏で、特別な印象は持たなかったけれど、そんな彼氏のことを“空っぽ”だと言い放った常盤さんが印象的だったかもしれない。

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てっきりその彼氏と同じようにリアルを謳歌していて同じステージに立っているのかと思いきや、「ずっと無理をしていたのかも」と告白する常盤さん。同時に「私も結局空っぽなんだけどさ…」とも吐露することに。


ここで春日も「自分も“空っぽ”な人間」であると告白。なんかもう皆で“空っぽ”自慢してどうするの? と思いつつ読み進めたわけだけど、この3者の“空っぽ”の意味合いというのはそれぞれ違う感じなのだろうなぁ、そんな気がする。

彼氏は「性根が無い」、常盤さんは「心ここに無し(虚しさ)」、春日は「抜け殻状態(生気がない)」、そういう意味でのそれぞれ“空っぽ”という心的状況を表してるのかなと勝手に解釈。ある意味で高校生のリアル、人間のリアルな虚無感のパーツがここに揃った感じがしてしまうものだ。


ま、自身の内面をさらけ出し合ったということで、春日と常盤さんは同志を見付けたかのように急接近。常盤さんの書いた小説を読ましてもらうことになったわけだけど、まさか創作ノートをそのまま読ませちゃうとはね。

小説のプロットしか出来ていないんなら、改めて箇条書きにしたものでも読ませたらいいのに、なぜノートごと読ませちゃうんだろう? 狂気の沙汰やで常盤さん。春日が読んでる間中照れっぱなしになっていたけれど、ある意味で黒歴史を読まれているようなもんだもん、そりゃあ誰でも照れるでしょう。清書しようぜ、清書。


それにしても、佐伯さんとの再会とか、ちょっと心臓に悪いですね。せっかく春日は生きるためのよすがを見付けたというのに、これから佐伯がどう絡んでいくのやら分からないものの、精神的に良い材料にならないよな普通に考えて。佐伯さんが登場人物の中で一番運命に絡め取られている感じがして、可哀想な感じではあるけれど…。







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