木曜日のフルット 3
★2013年7月10日の記事を再掲

木曜日のフルット(3) (少年チャンピオン・コミックス)相変わらず爆笑を誘うわけではないんだけど、「フフフ」という具合の笑いを提供してくれる本書。気負わず読めて、気楽で良い。

特に、何かしらの長編ストーリー漫画を読んで、それなりの時間緊張を強いられたり翻弄された後に読むと、ほんとびっくりするくらい和まされますな。社会の冷たさ人間の醜さとか、ひとまずそういうことは忘れて、こういうユルい漫画を読む時間というのも大切にしたいものです。

今回は、新キャラにカッパが登場してみたり、「ロードローラーだッ!」というジョジョネタ?が使われてみたり、道に落ちている軍手の謎が解明されたりと、ほんとバラエティに富んだ話が目白押しという感じ。確実に巻を増すごとに内容が濃くなっていっている気はするね。

【スポンサードリンク】


個人的に一番興味深かったのは、「鯨井風読書法」かな。前々から鯨井先輩の部屋の本棚とか床に積んである本が気になっていたんだけど、やはり先輩は読書家だったようです。

その「鯨井風読書法」がどんなものかというと以下の通り。


1.まず本屋さんで、いつも通り目ぼしい本を数冊買う。
2.家に帰ったら全部カバーを外して、タイトルのみのそっけない姿にしてしまう。
3.本棚で1ヵ月ほど寝かす。
4.すると、もう何に魅かれて買った本なのか分からなくなる。それが読み時だ!



まあ、先入観を無くしてまっさらな状態で読書する方法ってことらしい。

「これこそ100%本を楽しむ方法」と先輩は言っているけれど、買った本のことをしっかり忘れられる人なら可能なのだろうね。僕にはちょっと無理っぽいんだけど、考え方は悪くない気がする。てか、作者の石黒さんがよくやる方法なんだろうか?


それにしても、先輩お金無いのにちゃんと書店で本を買うとかエライね。


★2014年10月11日の記事を再掲

木曜日のフルット(4) (少年チャンピオン・コミックス)この漫画を読むと毎回思うんだけど、ほんと感想の書きにくい、文章にしにくい漫画だなと、そう思ってしまうものだ。一定のクオリティは毎回あるものの、それ以上突き抜けることはないので、なかなか感想というもの自体を持ちにくい感じがするのです。

一度消費したら、あっという間に頭から抜け落ちてしまう、そんなイメージ。

言うまでもなく“普通”に面白い。でも、この普通という感想を文章にするのがほんとに難しいんだよね。まあ、プロの書評家さんとかなら、いくらでも言葉をひねり出してくるのだろうけど、僕はあくまでも書評ではなく“感想”なので、ほんと思ったことしか書けない。

なおかつ、その思った事というのを文章にするのが難しいときたら、どうしたらいいものやら。めちゃくちゃ悩んでしまうものだ。正直、悩んでしまう時点で、最初に感じた“普通”というものに何かしらのバイアスがかかってしまうので何とも言えないけれど。


ま、頭に浮かんだ感情を言葉に変換すること自体が、すでにバイアスがかかったものなのだろうから、自分が知っている言葉以上のものを表現するなんて土台無理な話なんだよね。

“普通”と感じたら、それはもう普通という言葉でしか僕の中では表現しきれないことなので、この漫画は普通に面白いというほかがないのかもしれない。


そんなこんなで、うだうだ書いてしまったけれど、今回は東京オリンピック関連の話などあったり、これまでほとんどなかった時事ネタが扱われていて興味深かったです。

「勇者の巻」なんかは、最初から全篇に渡ってファンタジー物だったりと(ドラクエを彷彿)、
ちょっと新たな挑戦がなされていて中々面白かったように思う。


それにしても、鯨井先輩の先祖に山姥(やまんば)がいることに驚いてしまった。彼女らしいっちゃらしんだけど、そういった血脈が続いているというのも感慨深いものだよね。

山姥とはいえ、お婆さんというわけではなかったのかな? 子孫を残せるということは。









LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

« »

Post Navigation