★2013年8月1日の記事を再掲

危険な思想家書店でたまたま見付けてタイトル買いしてみたわけだけど、なんかスゴイものを読んだ、そんな読後感。何がスゴイかって「ここまで言っちゃっていいの?」と、思わず心配になってくるところだろうか。

安全な思想が我々を呪縛している現在、時代が要請しているのは“危険な思想”なのではないか、という論調から始まる本書。著者が著名な論客の発言に対して、バッタバッタと斬り捨てて論破していっている様がなかなか小気味良い。しかし、人権や民族差別論者とかにも噛み付いているので、その辺がとにかく危険な感じがしてしまわずにはいられない。

【スポンサードリンク】


「人権思想は正しい、そこに楯突く方が悪い」というようなマインドってどこで刷り込まれているのだろう? 世間ではある種の聖域みたいなものが出来上がっていると思うんだけど、臆せずそこへ踏み込んだのが本書の著者というわけ。

ブーメラン発言を追及するような揚げ足取り本という側面もあり、その論調がとにかく強烈。「よくぞ言ってくれた!」と思うものの、具体的な内容は各種団体からの抗議が怖くて書けません。マスコミですら黙殺したことについて言及しているようだし、まさに危険としか言いようがない。


ただ、人権至上主義の不気味さ、「人権、人権」と騒ぐ人ほど平等ではないということが思い知らされる感じではある。人権を守ることはもちろん正しいことだと思うけど、それを盾に利を得る人もいるということ。


それにしても、吉本隆明がオウムの麻原をかなり評価していたというのは知らなかったなぁ。まあ思想家からしたら、大きな組織を言葉巧みに掌握していたというだけでも評価に値するという感じなのかも。マインド・コントロールと言うのか分からないけれど、人を丸め込む力だけは天才的だったらしいしね。

とはいえ、21世紀になってそういう評価をされるのは分かるものの、事件当時にそういう発言をしてたらそりゃあバッシングされますわな。






Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

« »

Post Navigation