二流小説家 デイヴィッド・ゴードン
★2014年2月13日の記事を再掲

リアルに二流小説家が書いたミステリだったなと、そう思えた作品かもしれない。

正直、2011年に日本のミステリ大賞3冠を果たした作品ということもあってか、それなりに期待して読んだわけなんだけど、まさかこんなありふれた内容だったとは思わなかった。

前半の「死刑囚の語る事件の真相を本にする、それの見返りにポ○ノを書く」という設定は普通に面白いと思ったものの、中盤に差し掛かって“事件”が起こってからが、ほんと在り来たりな展開ばかりになっていったんだよね……。

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「もしかして、最後の最後で凄いことが起こるのでは?」なんてことも思いつつ読み進めたけれど、そんなこともなく普通に読了。ユーモアのある文体とかは割と好きな感じだけど、これがミステリ大賞3冠の作品なの!? と、疑問を持たざるを得ないですな。


ちょうど、本書を読んでいる途中に以下のようなニュースをネットで発見したので引用してみます。


米国では教師、日本では“一流”小説家? 『二流小説家』作者、来日時のVIP待遇を語る

【アメリカに戻れば、ごく普通の生活】

日本から帰国したゴードン氏のアメリカでの生活は、それまでと変わりないという。自分が日本で有名な作家だとは誰も知らないし、学校で教える仕事も持っており、スーパースターではないと、ラジオのインタビューで語っている。アメリカでの日常に満足しているが、時折、あの日本の「二流小説家のデイヴィッドさん」に思いを馳せていると、ニューヨーク・タイムズ紙で綴っている。


なんだか、アメリカでの評価が普通に正当な気がしてならないんですが。彼が日本での体験を不思議に思うのも理解できるというものだ。


でも、国民性の違いというものもあることだし、こればっかり好みの問題とも言えるのかも……。なんてことを思っていたら、Amazonレビューでもミステリ大賞3冠を不思議がっている日本の読者もそれなりにいるみたいだね。

やっぱり、「これがそんなに評価が高いの!?」と思っちゃうよな、どうしても。

まあ、ヒロインが15歳のブロンドでツインテール&ニーソとかだったり、一瞬ハーレムっぽくもなるから、日本のエンタメ小説的に読めなくもないから、一部でウケたというのは理解出来なくもないです。エ○グ○要素もあるし、多少上品な文体の舞城王太郎のように読むことも出来るのかも。


それにしても、これだけ下品な表現が多い作品にも関わらず未成年の主要キャラが出てきちゃうとか、アメリカでは規制の対象にならないのかなぁ? その辺が不思議に思ってしまった。

未成年キャラに対して映像作品だとかなり厳しく規制している感じなのに、活字だとその辺はユルいんだろうか? 日本だとこれくらいは問題ない範囲なのだろうけど、アメリカはもっと厳しそうなイメージだったのに、媒体の違いによるところということか。

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