★2014年3月10日の記事を再掲

新聞のテレビ欄を見ていて、たまたま桐野夏生というワードを見かけたので録画して観てみた。

桐野夏生がテレビに出るだなんて驚きだなぁなんて思いつつ観たわけだけど、後で調べたらこの番組って我が地元広島では約1年送れで放送しているということにも衝撃を受けてしまった。

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正直、こうやってブログのネタとして語るのも遅すぎなのでは? なんて一瞬思ったものの、どうせ読む人も限られているからどうでもいいやという精神で今書いております。

この「ゴロウ・デラックス」という番組自体も今回初めて観たんだけど、WEBサイトのバックナンバーを確認してみると結構色んな作家さんやらが出演しているようでなかなか興味深いですな。ただ、MCである小島慶子が個人的には嫌いなので何とも言えないけれど。


ま、そんなこんなで、今回の対話の中で興味深かった部分を以下に書き起こしてみました。聞き取りにくかった部分は適当なのであしからず。



★桐野夏生がテレビ嫌いになった理由

なんかあの、ニュースショーだったんですけども、最初から(番組に)いてコメントして下さいみたいな話に急になったんで、「そういう話ではなくてコーナーに出るだけじゃないんですか?」と言ったら、なんかまあ嫌だったんでしょうね、あちらは。

それで、なんか最後のところだけ『柔らかな頬』をバーっと読まれて、「『OUT』の方が面白かった!」と言われたんです。で、あーっと止める間もなく。生(放送)だからどうしようもないっていうか。(こちらは)慣れていないし、結構オタオタしました。


このニュースショーというのは、“夜10時から生放送の有名ニュース番組”ということらしいので、まあ普通に考えたら報道ステーションのことなのだろうね。

『柔らかな頬』の話が出ているので、直木賞を取った時の事だと考えればニュースステーション時代ということなのでしょう。となると、「『OUT』の方が面白かった!」と発言したのは久米宏ということになるんだろうか? 歯に衣着せぬ発言で人気だったわけだけど、著者本人を目の前にしてそれを言っては駄目でしょうに……。


まさか桐野さんのテレビ出演嫌いとなったトラウマを植えつけたのが久米宏だったとは。これはある種のトリビアという感じなのかもしれない。

とはいえ、個人的にも『柔らかな頬』よりかは『OUT』の方が面白いと思うので、なぜこの作品で直木賞なの? という思いが無くはないかも。


↓ 僕が以前書いた『柔らかな頬』の感想はこちら。

“収まりが悪いから追い続ける”という構図は皆一緒「柔らかな頬」(桐野夏生)



★桐野夏生が物書きになった経緯

小島 桐野さんはいつから書く方でやってみようかなと思ったんですか?

桐野 やっぱり30過ぎてからですねぇ。シナリオのスクールに行ってたんですよ。

小島 そもそも、なんでシナリオって思われたんですか?

桐野 私は映画とかテレビドラマが好きだったから、ちょうど向田邦子さんとか倉本聰さんとか、そういうドラマがすごく盛んな時で、まあTBSですけれどもね。当時ビデオも無いし、だから正座でテレビを観て、あとシナリオ集を読んですごく勉強して。

なんかそうなりたかったんだけど、シナリオの方も結構色々と応募してたんですけど、なかなか芽が出なくて、そしたら友達がサンリオロマンス賞っていうのがあるよって言うんで、それで教えてもらって、それで初めて小説を書いたんですけど、心理とか書き込めるしシナリオと違って。

「彼はこう思った」とか書けるじゃないですか。シナリオだとなんか「ギュっと手を握った」とかさぁ、そういう動作でやらなきゃいけないけど、だから「あ、これ楽だなぁ」と思って、こっちの方が良いなと思って、それから30代からずーっと小説家志望に変わったんです。


そっかー、シナリオのスクールに通われていたんだ。これはちょっと意外だったかもしれない。

こういった古い世代の人とそういう学校というものが、あまりイメージとして結びつきにくいきらいがあるので少し驚いてしまう。独自の創作作法を編み出し根性で書きなぐる、みたいな感じで。

しかし、宮部みゆきあたりも小説教室に通っていたらしいし、ベテラン作家さんの中にもそういったケースが間々あるということか。ちなみに、桐野夏生と宮部みゆきは10歳近く年齢が違うみたい。どちらが年上かは想像におまかせします。



とまあそんな感じで、個人的には桐野さんをテレビで観たのはたぶん初めてだったから、なかなか興味深かったように思う(直木賞受賞会見の動画を観た記憶もあるけど定かではない)

小説の著者近影などではキリっとしていてカッコイイ女性という感じなんだけど、それと比べても今回は結構ポッチャリしているようにも見受けられたし、やはり寄る年波には勝てないという感じなのでしょう(失礼かもだけど)

でも、還暦を超えて急にガリガリにやせ細って周りから心配されるよりかは、逆に太ったくらいの方が断然良いと思うので、特段問題はないと思うけどね。

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