★2010年6月10日の記事を再掲

7日の月曜深夜に「録っておき再放送」として本番組をやっていたので、録画して観てみた。

CasaBRUTUS特別編集 浦沢直樹読本 (マガジンハウスムック CASA BRUTUS)たぶんリアルタイムでも観たような気がするんだけど、今回観てみたら全く覚えてなかったので割と新鮮な感じで観賞。確かカーサブルータスの「浦沢直樹読本」の中でも太田光と対談をしてたと思うので、もしかしたらそちらとと混同してたのかもしれない。

なんだかんだで浦沢さんて露出が多いもんなぁ。NHKで言えば「プロフェッショナル 仕事の流儀」にも出演してたと思うし。

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ま、そんなこんなで番組の中で気になった部分を書き起こしてみることにする(聞き取りにくかったところはテケトーに補完してます)

【漫画って何だ?】

浦沢 僕は芸術だと思ってる。だけど、世の中的に芸術扱いされたくは、ない。

太田 うん、わかりますよ。

浦沢 で、世の中から芸術扱いされると、なんかお高いところに祭り上げられるだけで、なんか、そこにおいしいことはない。だったら世の中としては、あの~相変わらず、たかが漫画と言ってもらっているほうがいい。僕は芸術って思っているから。そのぐらいの位置関係がいい。

田中 そうでしょうねえ。芸術大学に漫画学科ってやって、すごいなんかまたこう、わーっと崇高なものみたいになったら全然漫画じゃなくなっちゃうですもんね。

浦沢 いわゆるだからマンガの殿堂ってやつも、僕は芸術を創ってるつもりだから、117億円かけてどんどん造ってもらってかまいませんっていうのが僕の内心なんですよ。だけども、日本漫画っていうのは、どうしようもないぐらいのギャグがいっぱいある。ものすごいエ○グ○ナンセンス、エ○チックなもの、それらを並べないのは日本の漫画の殿堂ではないと思う。そのナンセンス具合がもし起きたらとってもおかしいんだけど。

太田 (笑)

田中 すごくわかりますもん、それね。

太田 そうすると、手塚さんが前インタビューで漫画っていうのもってね、ストリートのもんじゃなきゃいけないんですよって言ってて、もっと批判してくださいって言ってたんだけど、日本で今誇れるのは漫画しかありません!なんつって言ってるわけだから、そうなっちゃったらそのジャンルってやっぱりちょっと危ないっちゃ危ないですよね。

浦沢 うん、いやだからね、サブカルチャーがサブでなくなるっていうのは繰り返し行われているわけでしょ。それこそ、あれですよ。爆笑問題だって実はサブカルチャーだった。それがさ、今メインになってる。で、たけし(北野武)。あれだって、浅草の芸人がメインに行ったわけじゃないですか。だから、そういうことが繰り返えされて、こう、サブがメイン、サブがメインって、だからもう1回、だからそのサブが、あの、もし僕らがメインであるならばサブがそれに乗っかってこなくちゃいけない。爆笑問題・太田に、太田にもう1個のサブが乗っかってこなくちゃいけない。でしょ? でも、今一番メインでいる太田が一番サブっぽいっていうのが、それが困ったこと、なの。

太田・田中 (笑)

田中 サブっぽいですもんね(笑)

浦沢 漫画でも、浦沢がなんとなくメインにいるのが、なんとなくやりづらいと思うの。ほんとはサブの人間だから。きっと困ってるよ。なんかこいつらがメインっぽくいると邪魔、みたいな感じで(笑)

太田 それはそうかもしれないねえ。

浦沢 絶対僕らはサブだもん。

太田 そうかあ、俺はもっとメインに行きたいんだけどねえ。

浦沢 だったら、発言注意しないといけないね(笑)

太田 そうか、それはそうねえ。

田中 例えば、その、若手の新しい人達ね。

太田 第2、第3の浦沢直樹は出てくるんですかね。

浦沢 第2、第3じゃなくて全く別のジャンルの、見たこともない、読みづらいなあとか、僕らが読めねえはこれっていうのが若者達がキャーキャー言って読んでるみたいな、そういうことになるんじゃないかと思うんですよ。例えば、エルビス・プレスリーが出てきた時に、腰を振ったっていうだけで、その腰から下は映しちゃ駄目っていうぐらいのね。そういうことで、こう革命が起きて、その~ものすごく、ある世代はわーって付いていくけど、ある世代は見ちゃらんないっていう風になる。それが起きて次にバトンタッチしていかないといけないのかもしれないですね。

田中 むしろ、そういうのが最近ないのかもしんないね、逆に。

浦沢 そうですね。でも手塚先生が生前よく言っていらしたのは、この紙をめくってコマ割りがこうなっているのは自分が作ったフォーマットだから、これを壊してくれないとって言っているんですよ。だから、巻物とか。

太田 あー。

田中 (笑)

浦沢 俺やだ巻物の漫画なんて描きたくねえや、と思ったんだけど。


何が一番気になったかといえば、やっぱり浦沢直樹が自身のことをサブだと認識しているところ。彼はかなりメインな気がするんだけど違うのかなぁ? 王道とも呼べるスポ魂漫画も描いてたし、最近では手塚治虫作品のリメイクなんかもしちゃってるわけだし、メイン街道をひたすら歩いているような気がしてならないなぁ。

まあ、でもその道筋を立てたのは長崎尚志という編集者によるところなのだろうけどね。浦沢さん自身はそういうつもり描いていても、長崎さんによるプロデュースによってメインに引っ張られているのかもしれない。


太田さんに関しては、間違いなくサブだわw








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