すべてがFになる 森博嗣
S&Mシリーズがドラマ化されると小耳に挟んで、なんとなく再読してしまった。約10年ぶりくらいだろうか、森博嗣作品自体も久々な気がする。

ドラマ自体は配役からしてちょっと微妙な気がするから観るかどうかは分らないんだけど、非常に興味深いのは確かなんだよね。特に本書「すべてがFになる」がどう映像化されちゃうのやら、気になってしょうがない。

ちなみにドラマ版では、第1-2話で「冷たい密室と博士たち(2作目)」、第3-4話で「封印再度(5作目)」、第5-6話で「すべてがFになる(1作目)」を原作として描いていくらしい。

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まあ、そもそも小説版も「冷たい密室~」が本来の処女作だったらしいので、上記のような順番で描いていっても問題はないのでしょう。


結構ベタなガジェット
で、今回再読してみた感想だけど、天才が出てくる孤島物ということで、今読むと結構ベタなガジェットが扱われていたのだなと、そう感じてしまうものだね。

ただ、一気に読者を引き付ける要素もふんだんに盛り込まれている感じもするし、1作目でこれを発表したというのはほんと正解だったのかもしれない。著者を知ってもらうための名刺代わりと考えても、インパクトという点では申し分ないんじゃなかろうか。


頭に焼きついて離れないシーン
特に、ウエディング・ドレス姿の○○が登場するシーンは鮮烈な印象を残すものだ。初めて読んだ時からそのシーンだけは頭の中に焼きついているもんなぁ。ま、そういうこともあって、再読時にはそこまでの驚きがないのが残念ではあるけれど。

真賀田四季・未来の関係性なんかもあらかじめ知った状態で読んじゃうと、ちょっと面白味が薄く感じてしまうし、やっぱりミステリって初読時が一番面白いと改めて思い知らされてしまった。


犀川先生の人物像
それにしても、犀川先生がこんなにフレンドリーでよく喋る人物だったとは驚いてしまった。

なんだか勝手に「知的メガネの冷静で無口」というイメージ像が作られてしまっていたんだけど、全く記憶違いだったようで何とも言えない気分です。どちらかというと、国枝助手が僕のイメージするところに近かったみたい。

なおかつ、こんなに積極的に事件の推理に参加しているイメージもなかったので、かなり人物像が一新されてしまった。まあ、10年以上も読んでなかったので、そりゃあ忘れてるよ……。


関係ないけど、ドラマ版の犀川先生ってこんな感じなのですね。

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え、ヒゲは生やしてないでしょう。メガネもしてないし、なんだか原作と違い過ぎるんだが。
しかし、このシチュエーションはどうなっているのだろう?




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