笑わない数学者 森博嗣
引き続き再読しています、S&Mシリーズ。

今回は、事件のトリックだけじゃなく建物のトリックもあったので、推理しながら読もうと思ったら結構大変だったことだろうね。でも、ミステリ好きとかの人だったらすぐにピンとくる類の内容だったかもしれないけれど。

個人的には再読ということもあってか、建物のトリックをあらかじめ覚えていたので、驚きが少なかった点が残念でならない。やっぱり、こういった部分は事前情報なしで読んだ方が断然面白いのは言わずもがなですな。

【スポンサードリンク】


さらに言えば、犯人についても、結局一番動機がありそうなやつが正解だったみたいなので、そこまで驚きが少なかったかもしれない。ま、本書は「誰が」というより「どうやったか」という部分に重きを置いた作品だったのでしょう。


頭がミステリ脳な萌絵
しかし、改めて萌絵は頭がミステリ脳しているものだよね。死体を発見してもほとんど動揺することなく、即座に推理を始めちゃうことだし。こういう場面に出くわすのも3回目ともなると、こんな感じになっちゃうものなんだろうか?

少なくとも一般的な大学2年生・女子とは感覚が違うのは間違いないのでしょう。

前作で殺されかけたけれど、今回でもそういった危険なシーンがあったり、ほんと普通の人には味わえない体験も何度もしているので、色々と強くなるのは当然なのかもしれない。


気付くのが早過ぎる犀川先生
それにしても、犀川先生は178ページの時点で“入れ替えトリック”があったんじゃないか? と、疑っている節があるところがスゴイとしか言いようがない。まだ全体の1/4程度しか進んでいなかったというのに、気付くのが早過ぎでしょう、さすがに。

萌絵みたいなミステリオタクならあるいはという感じだけど、全くミステリ小説を読まない先生が早々に気付いちゃうんだもんなぁ。まあ、天王寺博士に触発されて脳みそがキレキレだったのだと解釈しておこう。


関係ないけど、資産価値が数十億もするような大掛かりな家を、よくぞ数学者さんが建てたものだよね。学者さんってそんなに儲からないものだというイメージがあったんだけど、そういうわけでもないのだろうか? その辺も気になってしまった。




笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE S&Mシリーズ (講談社文庫)
講談社 (2012-09-28)
売り上げランキング: 37,782








LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

« »

Post Navigation