それでも町は廻っている 14
今回は亀井堂の静ねーちゃんの出番が多くて、ファンとしては非常に嬉しかった。

高校時代の話とかもあったけれど、見た目がまったく変わらないですな(まあ、漫画だし……) 彼女の同級生に“探偵脳”の生徒がおり、その影響を少なからず受けて今に至るという感じなんだろうか?

作家としての様々な着眼点、視野を広げる切っ掛けには当然なったのでしょう。

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要するに、静ねーちゃんの原点という感じなのかも。歩鳥との最初の出会いも描かれていたし、その出会いに関しても彼女にとっては重要だったのだろうなぁ。ドッペルゲンガー的な意味で。


ミステリ作家・門石梅和(かどいしうめかず)
そして、静ねーちゃんの作家としてのペンネームが門石梅和(かどいしうめかず)というのを今回初めて知りました。これってこれまでに言及されていたっけ? あまり記憶にない。

これまではプロ作家であること自体はっきり言及されているわけじゃなく、ほのめかす程度だったというのに、今回は思いっきり描かれていて少し驚いてしまった。これはそのうち歩鳥にもバレるという流れになっていくのか、ちょっと気になります。

門石梅和デビュー作「雲丹飛行船」、一体どんな内容なのやら気になるものだ(タイトルからは全く想像できない)


歩鳥による“思い出”の話
それにしても、歩鳥が話した“思い出”に関する事が、結構興味深かったように思う。

「人間は思い出のかたまりなんだよ、それを考えると怖くなってくんの」
「思い出ってでっかいんだよ! 何年分もあるし色んな人の事覚えてるし。
 そのでかいのがさ……例えば私が死んだらどうなるんだろう? フッと消えるのかな……」
「時々思い出が増えていく事がシンドイような気がしてくる。
 戻れない時間がどんどん増えていくのが怖い……」

これはもう考え出したら止まらないというか、意味がないというか、答えが出ない問題だよね。

それこそ、生きている人間には死語の世界がどうなっているのか知りようがないので、良い具合になっていると期待して生きていくほかない。そのためにも良い思い出を積み重ねていくのも必要なことなのでしょう、たぶん。

死んだら時間や空間の概念を超越した存在になれるかもしれないしね。




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