へうげもの 9
利休の切腹、非常に切ない……。

必ずここに行き着くことは分かりきっていたことなんだけど、実際にそのシーンが描かれることとなると胸が締め付けられる思いがするものだ。キリキリと痛む。

しぇあ゛ら壁えっ!!!」の流れで、古織が爆笑、それを見て利休が笑顔を見せるところなど、ほんと辛いとしか言いようがない。どうが両者共に救ってくれと願わずにはいられなかった。もうあの菩薩のような笑顔は見られないんだな……。

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そして、利休の首を持ってたたずむ古織。リアルに鳥肌が立ってしまった。ものすごく印象に残るシーン。その首を前に平伏する武士達の姿。なんだかんだで、利休から影響を受けた人間というものが多かったということなのでしょう。

こういったところに、戦国時代とはいえ、ただ荒くれ者達がいるわけでなく、文化面も大切にされていた時代なのだとなかなか感慨深いものです。


それから、「頼む……師を冥土へ送りし者同士………唯一の友でおってくれ」と古織に言う秀吉の“孤独さ”に関しても、非常に辛さというものがある。

この時すでに片腕である秀長も亡くなっていることだし、その上で利休に切腹を命じるなど断腸の思いという感じだったのかもなぁ(諸説あろうかとは思うけど) 同じ野心があったからこそ繋がりを感じていたのだろうけど、道を違えば憎しみも勝ってしまう。古織も気を付けるべし。


利休の死後、新たな章が開幕
そんなこんなで、利休の死後は新たな章という感じで、主要人物の容姿も若干変わってしまった模様。もちろん老ける方向に。

秀吉なんかは衰えが激し過ぎて、まさに枯れてしまったと言うのが正しいような気がする。肌の色が黒から白に変わってしまい、もう完全に老人。あからさまに先が短いことを案じている描写も多いので、やっぱり切なさを感じてしまうものだ。

逆に家康は太ってきて貫禄が出てきた模様。秀吉との対比が何とも言えません。


あと、朝鮮出兵についても、今回ちゃんと描かれていた。外交情勢とかを鑑みたら、省いてしまうということも有り得るのだろうけど、そこは史実通りにやるのですね(ゲームとかだと絶対省かれてしまう……)

なにやら、古織さんも朝鮮の窯場を見るために密航。なんか本阿弥光悦までも一緒に参加しているようなんだけど、これは創作なんだろうか? その辺が気になってしまった。




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