へうげもの(15) (モーニングコミックス)ついに「関ヶ原の合戦」キターーー!! という感じだったんだけど、約100ページほど描かれただけでさくっと終わってしまった。思いのほか早かったなぁ。

なにやら、実際の戦も半日程度で終了したそうで、そりゃあ漫画でも早いわけだわ。

開戦前に東西どちらにつくか、あーだこーだと駆け引きしていた間の方が長くて内容的にも濃かったような印象。「関ヶ原」前夜、そちらの方がまさしく人間臭く泥臭い合戦をしていた感じに映るものだ。

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そして、関ヶ原と言ったら“小早川秀秋” この人を差し置いて語ることは出来ないのでしょう。本書でも案の定、彼が動かないことで場は混乱していたわけで……。

史実的には、彼が西軍を裏切ったということになっているようだけど、「へうげもの」では一応徳川勢とも話がついていたようで、状況によっては東西どちらにも傾くという姿勢をとっていた模様(ちなみに、ゲームの「戦国無双」でもそんな感じ)

まあ、徳川勢からの根回しというのは実際にあったことかもしれないし、むしろそういうことがあった方が彼の心情というものを理解しやすいのかもしれないね、現代人から見たら。


そんな中で、我らが主人公の古織も、彼が開発したオリジナルな兵器(投石器的なやつ)を持参して参戦、そして敵を大いに翻弄。この辺はやっぱり創作なんだよねぇ?

こういったシーンを見ると、ちょっと三国志の諸葛亮あたりを想起させられるものだ。


★石田三成の最期
それから、西軍はあっと言う間に敗北、三成も敗走、そして捕縛、さらに処断。

三成曰く「私は生きものとして弱かったのだ」、このセリフがとにかく切ない……。プライドが打ち崩され、ようやく等身大の自分にも気付けたということなのでしょう。

一度、痛い目にあわないことには正しいことには気付けない。要するに、一度ハードディスクがクラッシュしてみないことにはバックアップすることの大切さには気付けない、そういうことだ。

いくらこれまで胸糞の悪い人物だったとしても、死に行くものには情が移ってしまう。しかも、死の間際にして数寄にも目覚めていた三成。もっと早く古織と深く交流しておくべきだったのかも。


★豊徳合体
続いて、16巻からは徳川幕府の世が描かれることに。古織さんも完全にお爺さんという面持ちで、ちょっと衝撃を受けてしまった。まあ、他の面子も全体的に老けてしまっているけれど。

そんな彼は「わびがあってのひょうげ、双方あってこそ互いが引き立つ」という心情を持って、「豊徳合体」という構想を打ち出そうとしている模様。

まずは、家康と淀殿(茶々)をくっつけようと画策。いやぁ、それは普通に考えて無理があるだろう、狂気の沙汰としか思えない……。








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