へうげもの(17) (モーニングコミックス)徳川の世となり、数奇者にとっては生き辛い世の中となっている模様。

公家衆、禁中までをも徳川一色に染まりつつあるようで、取り締まりも非常に厳しそうだ。みやび、ひょうげ、笑福の世、そういったものが段々と薄れていってしまう。家康ならまだしも、秀忠が完全に実権を握ってしまったら、目も当てられないことになりそうですな……。

こういった徳川の暴走(?)を止めようと気概を見せたのが、禁中の近衛信尹(このえのぶただ) 主人公の古織をはじめとして地方の諸将も支援するなど、若干キナ臭い感じに……。

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古織に関しては、その息子まで禁中と少し関わりがあるので、これが徳川にバレたら大きな破局が訪れてしまうんじゃなかろうか? 史実ではどうだったのやらよく知らないんだけど、何かしらの伏線になっていそうな感じでドキドキ物です。

ま、その前に有楽斎(織田長益)の息子の行動が過激すぎるので、有楽斎自身の失脚も危うそうな予感しかしないものだ(でも、Wikiを確認してみたら、大阪の陣後は趣味に生きたそうで、何事も無かったっぽいけれど)


★大阪の陣が近い?
そんな中で、方広寺の鐘名の事案がついに出てきてしまった。そして、真田信繁(幸村)も登場してきたし(本作品序盤にもチラッと出てたっけ?)、大阪の陣が近いということを伺わせるものだ。

でも、漫画誌での連載はまだ続いているようで、クラマックスには突入せずしばらく話を引っ張っていく感じなのだろうか。まあ、本書は基本的に芸術面がメインの作品なので、それも有りなのかもなぁ。

ある種の(気持ち的、時間的な)余裕を持って、最後を描いていくのも「乙」なのでしょう。


あと、唐突に古織とおせんの馴れ初めの回想シーンまで描かれていた。昔を懐かしむ姿を見るに、彼もずいぶん歳を取ったものだと感じてしまい、やはりそこからこの先描かれるであろう最後も想像してしまうので、何とも言えない気分になってしまう……。

この「へうげもの」の古田織部という最高のキャラを、ずっと見ていたいと思わずにはいれない。








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