進撃の巨人(21) (講談社コミックス)今回ついに当初からの目的であったエレンの家の地下室へ突入! いやぁ~、ほんとに長かった。

これだけ引っ張ったんだから、それはもうとんでもない情報が飛び込んでくるんでしょ? と思いつつ読み進めていたわけだけど、本作「進撃の巨人」の世界観の秘密がおしげもなく描かれていてなかなか興味深かったです。

そして、獣の巨人の中の人(ジーク)のバックボーンであるとか、この辺はかなり驚かされてしまった。彼がエレンに対し「俺達はあの父親の被害者」とか言っていたけれど、なるほどそれでエレン父であるグリシャと顔が似ていたわけか……。

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以前、ジークならびに、ライナー、ベルトルト、アニが自分たちのことを“戦士”と言っていたことについて、今回その意味もようやく判明(この戦士って、あと3人はいるっぽいけど、もう登場してきてたっけ? 記憶が曖昧)

権力争い、資源争いのために、彼らは大人たちから操り人形のようにされてしまった、言わば被害者だというのは紛れもない事実なのでしょう。

だからこそ、同じような立場であるエレンを救いたいという想いから、連れ去り行為をしていたのかもしれない(単に、巨人を操る能力を奪うためだったのかもしれないけれど)


★戦争を知らない世代は皆が被害者
何というか、被害者という観点から見るとしたら、いわゆる「巨人大戦」と呼ばれる戦争を知らない世代は皆が被害者のような気がしてならないものだ。

祖先の犯した過ち、それが負の遺産となってどんどん次世代へ受け継がれてしまい、人種差別という迫害が収まらないという最悪のループ。

しかも、その祖先の犯した過ちというものが、戦争勝利者による捏造の可能性もあるから非常に性質が悪い。対立する両者ともに自分たちの方が真実だと思い込んでいるので、どうしたってそこに折り合いが付くわけがないわけで……。


だからこそ、終わりのない戦いに無理やり駆り出されてしまった子供たちは、尚のこと悲惨だ。19巻において、ベルトルトが頑なに“人類の死滅”を訴えていたけれど、そうすることで終わりにできると考えてのことだったのかもなぁ、なんとなく。

「だって世界はこんなにも――残酷じゃないか」とはよく言ったもので、それ以外に表現のしようがないのは確かかもしれない。


★アルミン巨人化は予定調和
ま、そんな壁の真実の話の前に、アルミンの巨人化とかを語るべきだったのだろうけど、正直その辺は予定調和だったのであまり驚きはなかったです。

というのも、もう3年くらい前に、アニメ版の監督が雑誌のインタビューにおいて「アルミンは最後まで生存する。将来的に、全ての人が彼にひれ伏すことになるかもしれない」ということを漫画の著者から聞いたと明言してたりするんだよね。

その話を知っていたので、アルミンがどんな形であれ生存するのは分かっていたから、「まあ、そうなるよな」としか感想を持てなかったという塩梅。正直、こういうネタバレは無しで読みたかったなぁと今となっては思わずにはいられない。







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