へうげもの(23) (モーニング KC)今年の大河ドラマである「真田丸」も終わってしまったけれど(自分は観てない、「戦国無双 真田丸」はプレイ済み)、本作も「大阪夏の陣」までの準備期間に移行してずいぶんとクライマックス感が出てまいりました。

主人公・織部助は、とにかく合戦にならぬよう和睦の道を探るために奔走。最後まで“ひょうげの力”を信じているからこその行動なのでしょう。

数寄を排した世を創ろうとしている家康をも抱き込めるのかは半信半疑なのだろうけど、織部からすれば自分が出来ることはそれしかないわけだし、それを全力でやろうとしている姿というのは好感が持ているものだ。

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ただ、織部をはじめとした豊臣方は、裏で徳川方と壮大な駆け引きをしているつもりなものの、当の家康からすれば豊臣を取り潰すことしか頭にないようなので、この辺の全く噛み合っていない感じが非常に切なく感じてしまう。

明らかに、同じ土俵には立てていない感じなんだよね。「西遊記」のごとく、お釈迦様の手のひらの上で踊らされているように見えなくもなく、信長の家来と同盟者ではこれほどの差が出てしまったかと少し感慨深いですな。


★終わりの始まり
そんな中で、織部の息子らが企てた「家康を討つ計画」が京所司代に知れてしまい、織部本人もその計画に加担していたのではないかという疑念を持たれてしまう。

ついに、“終わりの始まり”が来てしまったか……。まあ、歴史物なので、織部が最終的にどうなってしまうのかは予め知っていたんだけど、改めて本作で言及されちゃうと何とも悲しい気分にならざるを得ないものだ。

まあ、漫画作品なので、もちろんif展開というものも無きにしも非ずではあるものの、さすがにそんな茶番にはなることはないのでしょう。織部の師匠である利休が壮絶な切腹をやってのけたように、織部もまたとんでもなくひょうげた終わりを見せてくれるはず


★終わりを早めるトリガーとなったパイナップルの皮
それにしても、織部の終わりを早めるトリガーとなったのが、いつぞや明智光秀が家康を接待するために出されたパイナップル(の皮)だとは驚かされた。あれがまさかの伏線となっちゃうとはね、ビックリです。

同じ志を持っていると固く信じていたのに、30年以上経って裏切られてしまった心境の家康。完全に逆ギレなんだけど、それにとばっちりを受けた形になってしまった織部がちょっと可哀想だったかもしれない。

でも、息子の不祥事があるから、どちらにせよ運命は変えられないか……。







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