それでも町は廻っている 16巻 (ヤングキングコミックス)それ町が完結してしまうとか、本書の帯を見るまでは全然知らなくて驚いてしまった。

さらば嵐山歩鳥!!」という文言を読むと、なんだか寂しさが込み上げてくるものだね。でも、なかなか新巻も出ず、いつ終わるかも分からないような日常系マンガもあることだし、それらに比べたらきっちりと終わりを迎えてくれて良かったとは思う。

基本、本作は時系列がバラバラに描かれていることもあってか、突如最終巻を目の前に突き付けられてしまった感は否めないものの、相対的に日常系マンガって終わらせ方も難しそうだからこうなってしまうのも仕方がないか。

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ずーーーっと、ストーリーが続いている作品ならば、終わりが近づくにつれ段々とクライマックス感というものを感じられると思うんだけど、本書はそうじゃないからなぁ。

まさに「それでも町は廻っている」というタイトルのごとく、いつまでも終わりがなく、いつも同じ場所に同じメンバーがいると思い込んでしまっていたので、それなりの喪失感を今味わっております


★エピローグでウルッときた
何というか、最終話は妙に陳腐に感じてしまったものだけど、エピローグではちょっとウルッときてしまった。静ねーちゃんからしたら、これまでの関係性が壊れてしまう覚悟があっただろうに、そこへ来て歩鳥による「ずっと…背中を追いかけて、どーにかここまで来ました」だもんなぁ、まさか彼女の素性を知っていたとはね。

まあ、静ねーちゃんが作家デビューする前から彼女が書いた小説というのは歩鳥も読んでいたと思うし、文体やら様々なクセを知っていてもおかしくないので、そこから推測することは出来たということなのでしょう。

でも、素性を知っていて本人には言わなかったのはなぜなんだろう? 歩鳥自身も作家を目指していて、あくまでも自分の実力で新人賞を受賞したいという思いがあったということなのかな??

身近に作家さんがいたら、是が非でも教えを請おうと奔走しそうなイメージがあったんだけど、そういうタイプではなかったのですね、歩鳥って(何気にプライドとか高いのかもしれない)


★皆それぞれが“けじめ”を付ける話
あと、本書では、タッツンが真田に告白(?)する話、モリアーキーに関連して歩鳥の恋敵(?)が登場する話、シーサイドが普通の喫茶店に戻る話、紺先輩と座成先輩の確執などなど、最終巻らしく皆それぞれが“けじめ”を付ける話が多かった印象。

日常系マンガではあるものの、なんだかんだで物語を畳む準備はされていたというわけか、なるほど。雑誌掲載順とかどうだったのかは知らないけれど、本書のような順番で読んでいると「もうすぐ終わっちゃうのかな?」と感じられたかもしれないね。


どうでもいいけど、中学生のエビちゃんが眼鏡なしのタッツンにしか見えない……。





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