アイアムアヒーロー 22 (ビッグコミックス)「アイアムアヒーロー」最終巻。それ町に続いて、こちらも終わってしまったか。自分が読んでいる漫画がこうも立て続けに終わってしまうと、否が応でも寂しさが募ってしまうものだ。

しかしながら、本シリーズの場合は巻数の割に思いのほかストーリーが進んでいない気がしていたので、正直「もう終わっちゃったの!?」という気がしないでもない。

1巻1巻の内容が相対的に薄めだというのは否めないと思うし、この最終巻でどうやって大風呂敷を畳むつもりなのだろうという不安要素しかない状態で本書を読み進めるほかなかったわけで……。

【スポンサードリンク】


うん、何というか、最終巻だというのに、いまいち盛り上がっているのかそうじゃないのか判断つかない内容だったというのが素直な感想。

伏線とかはちゃんと回収されたの? というか、そもそも伏線自体があまりにもフワフワしていて掴みどころがないものばかりだから、どうあっても据わりのいいものじゃないのは確かなのでしょう。


★ゾンビパニックの真相やZQNの目的って?
結局、ゾンビパニックの真相やZQNの目的などって、以前語られたものが答えだったのだろうか? ほんと、そこだけでもキッチリ片付けて欲しかったのに、今回その辺には全く言及されていなかったのでモヤモヤが募ってしまうものだ。

ちなみに、以前語られていた真相や目的は以下の通り。


・この世界的なゾンビパニックは宇宙人の侵略行為
・生と死を超えた存在になることがZQNの目的(多様性ではなく、1つになる)



「宇宙人の侵略行為」とか言われてもすんごい突飛な感じがするものの、地球を支配している人間だけを排除して他の生態系を残しつつ侵略するということを考えたら、まあ無きにしも非ずかなと思わなくもないや。

(最終的にZQNの集合体も沈黙したわけだし、後はそれだけを排除してしまえば侵略完了という感じなのかもしれない)


★読者が知りたいことと、作者が描きたいことが乖離した作品
しかしながら、クライマックスは急に主人公ヒデオのサバイバル漫画っぽい感じになってしまい、ほんと何とも言えなかったなぁ……。無駄に長いし、何か希望が見えるわけでもなくそのまま終わってしまう始末。

せめてゾンビパニック収束後の他国の状況とかも描いて欲しかった。こういう事態が起きて地球全体がどうなってしまったのかというのは、本書の読者ならば絶対知りたいと思うんだけど、作者からしたら蛇足だと考えたのだろうか?

なんだか、読者が知りたいことと、作者が描きたいことが乖離した作品という印象を持ってしまう。ほんとスッキリしない終わり方。







Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

« »

Post Navigation