アルスラーン戦記(4) (講談社コミックス)銀仮面の男、ヒルメスは自分こそがパルスの正統の王と主張し、ルシタニアと手を組んでアンドラゴラスを追い立てたわけだけど、その後本当に王になったとして、ルシタニアとはどういう付き合い方をするのだろう? その辺が気になってしまった。

どう考えても属国のような立ち位置にしか成り得ないように思えるし、そんな感じでいいのかなぁ……。いや、むしろ、このまま国を明け渡してはくれず、あくまでルシタニア国の地方の首長程度にしかなれないんじゃなかろうか。

宗教の違い、思想の違いで人間としての優劣を決めてしまう時代だもん、異教徒の国を残してくれるほどルシタニアは甘くないとは思う。

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で、そこで必要となってくるのが、ヒルメスと共闘(?)している魔術師ということになるのかな? 初登場時には、てっきりイアルダボート教のやつらだと思っていたのに、どうやら全く違う集団らしい。

まだまだ情報が少なすぎて彼らが何者かは分からないんだけど、ルシタニアだけでなくアルスラーン一行らにとっても大きな障害になっていくのは間違いなさそうだ、なんとなく。


★一筋縄ではいかない「奴隷解放」問題
あと、アルスラーンが声高に掲げている「奴隷解放」についても、一筋縄ではいかなそうで、今後どういう展開を見せるのかも非常に興味深い。

やっぱり、他人から命令されることに慣れた人間を、いきなり自由な身にしたところで用を成さないのは自明の理。領主に大人しく従っていれば、家も食事も与えられる生活の方が楽なのは間違いないのでしょう。

そもそも、奴隷にされる前の生活があった者ならまだしも、子供の頃から奴隷生活だった人間だと、奴隷の身こそが当たり前であって、「自由って何? 目的って何?」となっても不思議ではないよね。

一度、奴隷マインドが植え付けられると、それを解消するには周りのサポートが重要不可欠。自分の意思で生きていく目的と、それに伴った技術、そしてそれを支える社会制度が必要なわけだ。


なんだかんだで、現代にも通じる話だなと少し思わなくもない。学生から社会に出る前に、上記のようなサポートがもっとしっかりしていれば生きやすいのだろうなぁ、そんな気がする。

(というか、本作は現代の人が書いた作品なので、現代に通じる話でも不思議ではないか)


★ギーヴはなぜなぜこんなにも戦闘に長けている?
それにしても、アルスラーン一行がルシタニア兵に追われるシーンでの、ギーヴの働きがやけに凄かったものだ。なぜこんなにも戦闘に長けているのだろう? 単に武器が扱えるというレベルではなく、結構な実践経験があるように見受けられるんだが。

やっぱり、ただの吟遊詩人ではなさそうだし、彼のバックボーンが気になって仕方がない。








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