アルスラーン戦記(7) (講談社コミックス)後顧の憂いをなくすため、隣国シンドゥラの王位継承のゴタゴタに自ら頭を突っ込むアルスラーンたち。その辺を無下にも出来ないのは理解できるものの、いち読者としてはルシタニア側との話の方が気になるんだけどなぁ……。

ヒルメスやバフマンによる「正統の血」という言葉に動揺してしまったアルスラーン。その続きが知りたいというのに、いきなりガラッと展開が変わっちゃったので、ちょっと肩透かしをくらってしまった。

ま、この戦が終わったらバフマンが知っていることを全て話すらしいので、そこに期待していきたいと思う。

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何というか、ラジェンドラ軍 VS ガーデーヴィ軍、まったく感情移入できなくて大変だ。ナルサスが策をめぐらせるなど、そういった部分の楽しさはあるけれど、この戦に勝ったところで何なんだ? という部分が少なからずあるからなぁ。

ラジェンドラ王子を勝たせて王位につけさせたところで、いつパルスとの同盟を破棄してくるかなんて分からない輩だもん。一時しのぎでしかないというのが、なかなか切ないものだ。

ただ、ラジェンドラ王子のキャラクター性自体は悪くない、むしろ好き。ギーヴ的な片鱗を見せて、ずる賢そうで信用でき難いけど、親しみやすさはあるよね(ギーヴ本人もどれだけ信用していいものか分かりにくいのが玉に瑕)


その親しみやすさに付け込まれて、結局“案内人”という名のスパイを送り込まれたりもするし、言葉も文化も違う人種とはそうすんなりと信頼出来るというものではなかったか。

ましてや、乱世なわけだし、裏切り裏切られは当たり前なご時世。まあ、ナルサスがいるから、そんな大事までにはならないから良かったとしか言いようがない。これがアルスラーンとダリューンだけだったと考えたら恐ろしいですな。


アルスラーン「私はいったい誰なのだろう」

ダリューン「殿下のご正体は、このダリューンが存じております。
殿下はこのダリューンにとって大事なご主君でいらっしゃいます」


↑ このダリューンの返答は普通に予想ができたものだけど、なんだかんだでウルッと来るものがあるものだわ。やっぱり、血統ではなく資質や器量というものが重要だよね、言わずもがな。








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