アルスラーン戦記 9巻 半年振りの「アルスラーン戦記」、今回久々にルシタニア側の話ががっつりと描かれていたような気がする(そう、これが読みたかったんだ)

なにやらパルスの王都を占領したからといって、上手いことそれを平定出来ているわけではなく、脱走兵が後を絶たないなど彼らも彼らで問題山積となっているらしい。

大司教ボダン&聖堂騎士団との関係も悪化しているようで、人民の求心力なし、宗教の力も借りられない、そして王は無能と来て、これはルシタニアの未来は暗いとしか言いようがないですな……(まあ、パルスの王子2人からしたら、その方が良いわけだが)

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そんな中、王都エクバターナ地下牢にて、アンドラゴラスとサームの対話がなかなか興味深かった。サームが「陛下は兄王を殺害して王位を簒奪なさったのですか?」と聞いたことに対する答えが以下の通り。


「父王ゴタルゼス二世は病的に迷信深かった」

(以下は、父王が若い頃に受けた予言)

「パルス王家はゴタルゼス二世の子をもって絶える」
「長男オスロエスの妻にも子が生まれれば、パルスの王統は続くかもしれない」
「ただし」
「それは……。……の子で……らない。自分の息……」


↑ これを聞いてショックを受けるサームさん。肝心な部分が伏字にされているので、非常にモヤモヤさせられてしまう。言うまでもなく兄の子ヒルメスの出自について語ったのだろうけど、聞いちゃいけないようなことを聞いちゃったんだろうなぁ。


>長男オスロエスの妻にも子が生まれれば、パルスの王統は続くかもしれない

こちらの予言の後に続く事柄にショックを受けていたことを鑑みたら、「兄王の妻の子というのは自分の子であってはならない」とか予言されてたりするんじゃ……。そうなると、ヒルメスにオスロエスの血が流れていないことになるし、大儀がなくなってしまうという悲しいことに(あくまでも勝手な想像)

まさかと思うけど、そのヒルメスの本当の父親がアンドラゴラスで、逆にアルスラーンの本当の父親がオスロエスだったり!? まあ、その辺はちょっと考え過ぎかもしれない。


★ヒルメス軍VS聖堂騎士団
上記のような妄想を繰り広げているところで、ヒルメス軍VS聖堂騎士団が勃発! パルス人を急遽徴兵して集めたにも関わらず、めちゃくちゃな強さを見せ付けるヒルメス軍。この辺は少しばかりご都合的な感じを覚えなくもないや。

将軍クラスの人間が3~4人いたからって、こうはないらないでしょう。雑兵の訓練をする時間も大してなかったのに、この強さはヤバイとしか言いようがない(もうちょっとリアリティが欲しいところではある)

ここで、元パルスの万騎長(マルズバーン)であるクバードが登場。たぶん、1巻あたりに出てきてたような気もするけど、正直うろ覚え。なかなか自由奔放な人物なようで、一時はヒルメス陣営に加入するもすぐに離脱。

この後、アルスラーン陣営にでも加入するのかな? ヒルメスのところより自由はあるだろうけど、王家の内輪もめに自ら入り込むのも嫌そうだし、いったい彼はこれからどうするのやら。




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