現在、C(カオス)ルートの第3章まで進行中です、「タクティクスオウガ 運命の輪」
「W.O.R.L.D.(ワールド)」でクリアデータを引き継いでいることもあってか、
思いのほかサクサク進んでしまうので(レベル上げ不要)、あっという間に終わりそうな予感。
まあ、ストーリーを堪能出来たならば、それで良しとしておこう。
しかしながら、Cルートと言ったら屍術師(ネクロマンサー)という印象が強かったんだけど、
彼らって3章になってようやく色々と活動を始めるのですね。
てっきり全篇に渡ってニバス関連の話だとばかり思っていたのに、記憶違いだったのか。

まあ、彼らとばかりかかずらっていてもしょうがないと言えばしょうがないけれど。
その間、ガルガスタンは陥落してしまい枢機卿も処刑されるなど、
ヴァレリアの情勢がかなり緊迫したものとなっているわけだしね。
バクラム軍が早くも動き出しているようで、Cルートって展開が比較的早い気がするものだ。
そんな中で、相変わらず正論をぶちかましている主人公・デニムくん。
“真の平和”を望むという、かなり漠然とした理想を押し掲げているわけだけど、
彼ら少人数だけで一体何が出来るんだ? と、ちょっと思わなくもないです。
日本における少数政党の理論と似たような匂いというものを感じられて、
背負っているものが非常に不透明なものに見えてしまい、何とも言えない気分になってくる。
その後、ウォルスタの騎士・レオナールと一騎討ちをするわけだけど、
よっぽど彼が背負っているものの方が重みがあるよなと思わずにはいられない。

闇を背負って生きていくと決めた人間なんだもん。そこに人間の厚みを感じざるを得ない。
レオナールは理想と現実は違うのだと、デニムにも気付いて欲しかったようだけど、
一つの選択肢しか見えていない人間には、何を言っても仕方がないということなのでしょう。
時代背景(設定)というものを考えても、自分の思想信条に揺るぎない自信を持っていて、
それを曲げることをしないというのも“美徳”と考える節があるのかもなぁ。
それこそ騎士道と呼ぶべきものなのかもしれない、なんとなく。
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