仮面の力を使ったウォシスにより、ヤマトにたくさんの異変が起きてしまったわけだけど、
そのウォシス自体がもはや仮面の力とは逸脱した異質な存在に成り代わっていて衝撃が走る。
そもそもが、人々の願いを悪意ある方法で叶えて回っている時点で普通ではない。
これがストーリー上で時折語られていた、大神ウィツァルネミテアってやつですか!?
でも、真の仮面の“コピー”によって変化したので、これも偽者というか出来損ないなのかも。
ウォシス自身も真人ではなくクローンだったわけだし、何もかもが“まがい物”ですな……。
前作の最後、ヴライ将軍に対してやった“大封印”をウォシスに試みるもあえなく返り討ち。
これは致し方ないということで、皆から固く禁じられていた仮面の力をオシュトルが使うことに。
ということで、ウォシスとバトル!

他の仲間は邪魔にならないよう、ザコの相手をしておくというお仕事。
体力の限界なのか、オシュトルが攻撃するたびに自身にもダメージが入るので結構キツいね。
相手も似たような条件ではあるものの、ウォシスの方が体力も多いからなぁ……。
でも、オシュトルは1回生き返れるというアドバンテージがあるので、それが救いかも。
ま、ウォシスも繭から完全体になったりもするけれど、カツカツの状態でなんとか無事に撃破!
この後、仮面に魂の全てを捧げて更なる力を解放! 偽神ウォシスを消滅させたオシュトルさん。
もうさすがに限界が来てしまったということで、塩と化しちゃいました……非常に残念。
ここで仲間との別れのシーンがあるわけだけど、思いのほか悲しさはなかったなぁ、不思議。
これまで散々その予兆を見せていたということもあり、突然というわけじゃないからねぇ。
プレイヤーとしても、いつの間にか“覚悟が出来ていた”ということなのかもしれない、たぶん。
(アンジュの「オ……じちゃんの……うそつき……」という台詞は、少しウルッときたけども)
それから、ハク(オシュトル)が亡くなったのは自分のせいだと、自己嫌悪に陥るクオン。

ついにクオンがウィツァルネミテアに変容、なんということだ……。
いつかそうなるとは思っていたけれど、このタイミングでとか最悪としか言いようがない。
でも、前作の最後でもハクが死んだ(と思った)ショックで、血の力を解放しちゃったしね。
ハクの生死に関わることとなると、冷静ではいられなくなるということなのでしょう。
神と只の人間が戦うなんて、普通に分が悪すぎる。そんな風に思っていたところで……

ハク来たーーーー!!! というか、戻ってくるの早過ぎるだろ!
(正直、お別れのシーンより、戻ってきたシーンの方が断然ウルッと来てしまった)
なにやら現世と常世の狭間の世界にて、オンカミヤムカイの地下の社にいた人物から、
大神ウィツァルネミテアやらハクオロという名を初めとした全てを受け継いで戻ってきたらしい。
しかし、ウィツァルネミテアってどんだけいるんですか? その辺が混乱してしまう。
ハクオロがウィツァルネミテアの時点で、クオンもウィツァルネミテアに具現化してるしなぁ。
この後、エンディングにてハクオロの子がクオンということが分かるんだけど、
神の子は神ということで、同じウィツァルネミテアが同時に存在出来るということなの!?
この辺は、1作目をプレイしないことには分からない感じなのかもしれない、たぶん。
そんなわけで、ハクも加わりクオン救出戦という名のラストバトル!

最後はある意味イベント戦のごとく、危なげなく終わったという感じかも(物理的に時間は掛かる)
必殺技を出すと「クオンがどうのこうの」と、専用のセリフを喋りつつ攻撃する模様。
ただ、ヤクトワルトの必殺技の場合、全くクオンのことに言及してなくて驚いた(気のせい?)
そして、クオンを救出し、ウィツァルネミテアをカミュ&ウルトリィらが大封印!
カミュが「お父様」とか言っていたけど、どういうこと!? カミュも神の子なの??
そんなこんなで、クオンは皆の元に戻り、ハクも常世に戻って(?)エンディングに突入!

この式典にて、ハクがちょろっと顔出しするのかと思いきや、そういうのもなくて残念。
このままハクのその後も語られずに終わるのかと思いきや、更にエピローグがあって驚愕!

あの怠惰なハクがこうも変わるとは、ほんと人間って分からないものですな。
ウルサラがどういったポジションに収まっているのかも、ちょっと気になってしまう。
別にウルサラの力を借りなくとも、人から見えないように活動は出来そうだしねぇ。
ところで、結局ハクの本名ってなんだったのだろう? ヒントくらい欲しかったものだわ。
かくして、無事に本編クリアと相成りました、良かった良かった。
ほんと良いゲームだったように思う、なによりキャラクターが良い、ストーリーが良い。
ゲームをクリアして、皆と別れたくないと思える作品も久々な気がするものだわ。
紙芝居ゲーというのも、なんだかんだで捨てたものではないなと実感(半分RPGだけど)
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